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★★★★★:『この1冊ですべてわかる ITコンサルティングの基本』 克元亮

2011 年 1 月 15 日 コメントはありません
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この1冊ですべてわかる ITコンサルティングの基本

著者/訳者:克元 亮

出版社:日本実業出版社( 2009-03-26 )

定価:¥ 1,890

Amazon価格:¥ 1,890

単行本(ソフトカバー) ( 288 ページ )


目次
はじめに

第1章 ITコンサルティングとは何か

1-1 ITコンサルティングとは
 クライアントの経営課題をITの視点から解決
1-2 ITコンサルティングの付加価値
 IT戦略立案から個別のシステム構築まで多岐にわたる
1-3 ITコンサルティングの流れ
 ITによる解決策の実現までが仕事の範囲
1-4 ITコンサルタントの働き方
 フルラインからIT専門の企業系、独立系の道もある
1-5 ITコンサルティングの値段
 料金体系や格付け、業務内容の違いが値段を決める

第2章 ITコンサルティングのテーマ

2-1 ITコンサルティングの領域を俯瞰する
 ビジネスモデル変革や企業の体質強化をITで支援
2-2 CRM
 「顧客満足度向上」と「企業利益拡大」の両立を目指す経営手法
2-3 SCM
 モノ・サービス・情報の流れを統合管理し、全体最適化を図る
2-4 ERP
 業務の流れとデータを統合管理し、リアルタイム経営を実現する
2-5 ナレッジマネジメント
 個人のノウハウを組織の誰もが使いこなせる情報資産へ
2-6 EA
 エンタープライズアーキテクチャによる現状と理想像の体系化
2-7 情報セキュリティ対策
 ITリスクマネジメントが企業の信用価値を高める
2-8 CIO支援
 CIOのブレインとしてIT戦略の立案・実現をサポート
2-9 PMO支援
 プロジェクトの円滑な遂行を支援する専門部隊
2-10 ITデューデリジェンス
 IT資産全体の実態を把握し、今後のIT資産活用の最大化を図る

第3章 ITコンサルティングのツール

3-1 ITCプロセスガイドライン
 IT経営への道しるべとなる手引書
3-2 戦略マップ
 BSC戦略マップによる経営戦略の見える化
3-3 ビジネスモデリング
 業務を多角的に可視化し、あるべき姿を描く
3-4 成熟度モデル
 CMMIやCOBITによる現状評価と改善
3-5 ベストプラクティス
 ベンチマーキングで活用できる“成功事例のテンプレート”
3-6 PMBOK
 プロジェクトを成功に導く科学的管理手法
3-7 ITIL
 ITサービス体系に基づきプロセスを標準化・改善するしくみ
3-8 SLCP2007
 ステークホルダーが共通に理解しあえる開発のプロセス
3-9 SWEBOK
 ソフトウェアの開発や保守に関する理論・ノウハウを体系化
3-10 品質マネジメントシステム
 情報システムの品質を継続的に改善するしくみ
3-11 SQuBOK
 研究と実務の視点からまとめた“日本発”の実践的な規範
3-12 セキュリティマネジメントの規格
 機密性・完全性・可用性を維持するしくみ

第4章 ITコンサルタントのスキル

4-1 ITコンサルタントに必要なスキル
 IT以外に高度なヒューマンスキルが要求される
4-2 問題解決力
 ITコンサルタントにとって最も重要な中核スキル
4-3 思考ツール活用力
 ITコンサルタントは思考ツールを使いこなせて一人前
4-4 IT戦略立案力
 経営戦略に基づいてIT活用の方向性を組み立てる能力
4-5 コミュニケーション力
 顧客や関係者を好ましい方向に誘導するスキル
4-6 プロジェクトマネジメント力
 部下だけでなく顧客もマネジメントする必要がある
4-7 業界知識
 業界動向を知らずしてITコンサルティングはできない
4-8 業務知識
 使える業務知識は理論と実践の両面から身につける

第5章 ITコンサルタントのキャリア

5-1 ITコンサルタントの適性
 なすべきことを自分の頭で考え抜けるタイプが向いている
5-2 ITコンサルタントの資格
 必須ではないがもっていれば有利になる
5-3 ITコンサルタントへのキャリアパス
 ITや業務に精通し戦略面の指向性を高めていく必要がある
5-4 レベル別スキルアップ法
 ITコンサルタントになってもスキルを磨き続ける必要がある
5-5 ITコンサルタントの報酬
 得られるものは高い報酬だけではない

第6章 ITコンサルタントになるための就職・転職ノウハウ

6-1 ITコンサルタントの人材需要
 今、どんなITコンサルタントが求められているのか
6-2 新卒採用の傾向と対策
 自己分析と業界研究に早めに取り組むことが大切
6-3 人事の本音にみる新卒採用のポイント
 人事の面接では、どんなことが聞かれるのか
6-4 効果的な転職方法
 転職後に活躍できるかどうかが成功の鍵
6-5 中途採用のポイント
 転職者はバックグラウンドと人間性が評価される
6-6 面接の傾向と対策
 面接でなければ判断できないことがある
6-7 合格できる応募書類の作成法
 書類通過が転職への第一歩
6-8 ITコンサルタントからのキャリアアップ
 ITコンサルタントの活躍の場は広がっている

おわりに

用語集

INDEX

書評 読了日 2011/1/13(木)
概要 「仕事の流れ」「コンサルタントの働き方」「報酬レベル」といったITコンサルティングの概要から、「ITコンサルティングの領域」「ツール」「スキル」「就職・転職情報」までを網羅的に解説し、用語集、INDEXも充実した一冊。
著者は、ソフトハウスのプログラマを経て、大手ベンダーのプロジェクトマネジメント、マーケティングに従事する克元亮氏。
対象読者 ITコンサルタントへのキャリアアップやキャリアチェンジを目指すSEやビジネスパーソン。もしくはITコンサルタントを目指す就活生など。
概要から網羅的に説明されているため、単に興味がある方々にも参考になります。
購入のきっかけ 中堅SEとして、ヒューマン・スキル以外のコア領域を、IT技術寄り(ITアーキテクト)かコンサルティング寄り(コンサルタント)にするかの判断材料とするため。また、同著者によるITアーキテクト x コンサルタント 未来を築くキャリアパスの歩き方SEの勉強法 成功するスキルとキャリアの磨き方を読み、ITコンサルタントに関してさらに詳しく知りたかったため。特に、ITコンサルタントに必要なスキルや、ITコンサルタントへのキャリアパスに関する内容を期待して買いました。
プラス要素 ITコンサルティングに関して、概要、テーマ、ツール、スキル、キャリア、就職・転職ノウハウなどが幅広く解説されており、”IT”コンサルティングに関する類書の中では特に網羅性が高いと思います。キーワードとなる情報が多い分、用語集とINDEXが充実している点も助かり、ITコンサルタントを目指される方は、手元に置いていれば何かと重宝しそうです。また、各章末に、レベルアップのための推薦書籍とWebサイトが紹介されているので、本書で解説されている内容についてさらに知りたい際の拠り所となるのも助かります。
また、随所で、クライアントのキーパーソンをつかまえてプロジェクトを動かすためのヒントがあり、ITコンサルタントに限定せず、SEの仕事でも参考になる箇所が多々あります。個人的には、まずはITコンサルタント的な動きのできるSEを目指していることもあり、SEの立場でも活かせる内容を探しながら読んでいても、役立つ点はあると思いました。
マイナス要素 個人的には、コンサルティングファームやSIerごとの違いなどが整理されていると、文句なしだと思いました。
ナルホドな点と考察 ITコンサルタントに必要なスキルとして紹介されている、「問題解決力」「思考ツール活用力」「IT戦略立案力」「コミュニケーション力」「プロジェクトマネジメント力」「業界知識」「業務知識」「IT知識」「ソフトウェアエンジニアリング知識」は、別の機会で参加したコンサルティングファームでのセミナーにて、求める人材として紹介されていたスキルとほぼ同じだったので、これらをバランスよく身につけることが非常に重要だと感じました。SEの場合は、これらのうちのいずれかだけでも何とかなったりしますが、今のうちから意識的に磨き上げようと思いました。
個人的なNext Action ・ITコンサルタントに必要なスキルとして、「問題解決力」「思考ツール活用力」「IT戦略立案力」「コミュニケーション力」「プロジェクトマネジメント力」「業界知識」「業務知識」「IT知識」「ソフトウェアエンジニアリング知識」を常に意識し、実践で身につけられるチャンスをつかむ。
・キーパーソンとのコミュニケーションの機会を大事にする。
・日経情報ストラテジーを購読し、ケーススタディから知識を身につける。
・他分野の専門家との人脈を積極的に作る。(○○の分野でわからないときは○○さん)
商品情報 Amazon y02.gifこの1冊ですべてわかる ITコンサルティングの基本
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★★★★☆:『外資系トップの仕事力Ⅰ&Ⅱ』 ISSコンサルティング

2010 年 12 月 29 日 コメントはありません
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外資系トップの仕事力―経営プロフェッショナルはいかに自分を磨いたか

出版社:ダイヤモンド社( 2006-09-08 )

定価:¥ 1,575

Amazon価格:¥ 1,575

単行本 ( 272 ページ )



外資系トップの仕事力II―経営プロフェッショナルはいかに自分を高めたか

著者/訳者:ISSコンサルティング

出版社:ダイヤモンド社( 2008-10-03 )

定価:¥ 1,575

Amazon価格:¥ 1,575

単行本 ( 242 ページ )


目次
外資系トップの仕事力―経営プロフェッショナルはいかに自分を磨いたか

編者まえがき

魚谷雅彦 日本コカ・コーラ(株)代表取締役会長
―とにかく情熱を持って取り組むこと。そうすれば、やがて道は開けてくるんです

柴田励司 マーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティング(株)代表取締役社長
―周囲にいる人が幸せになる。子どもの頃から今に至るまで、それが私のビジョンでした

新宅正明 日本オラクル(株)代表取締役社長、最高経営責任者
―恩返しがしたかった。会社に入る前も、入ってからも考えていたのは、それだけです

関口康 ヤンセン ファーマ(株)代表取締役社長
―自分の技が評価される。そういう人生にしないと後悔すると思ったんです

平野正雄 マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク・ジャパン ディレクター
―エキサイティングでした。次から次へと来る仕事が、面白くてしょうがなかった

グレン・S・フクシマ エアバス・ジャパン(株)代表取締役社長
―職場を変わるたび、また新しいことが学べる、とうれしくなるんです

藤井清孝 LVグループ(株)代表取締役社長、ルイ・ヴィトン・ジャパン カンパニー プレジデント&CEO
―自分の限界に挑戦する。そこにこそ、私はものすごいスリルを感じるんです

藤森義明 日本ゼネラル・エレクトリック(株)代表取締役会長、GEコンシューマー・ファイナンス・アジアCEO
―世界にはすごい奴らがいるんです。そういう連中と戦えるチャンスが私は欲しかった

安田雄典 BNPパリバ 在日代表
―「リーダーって何だと思いますか」と聞かれて思ったのは、「無私と夢」です

山中信義 日本エマソン(株)代表取締役社長
―本当に一生懸命やっていれば、必ずだれかが見てくれているんです

脇若英治 BPジャパン(株)代表取締役社長
―迷ったら、やってみる。リスクを取らないと、リターンはないんです

ラヴィ・チャタベディ プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(株)取締役社長
―一番大事なのは、朝、起きたとき「さぁ、会社にいこう」と心から思える仕事に就くことです

外資系トップの仕事力II―経営プロフェッショナルはいかに自分を高めたか

編者まえがき

天羽稔 デュポン(株)代表取締役社長
―目の前にあるものに、ベストを尽くす。考えていたのは、それだけでした

井上隆久 ボシュロム・ジャパン(株)代表取締役社長
―自分が正しいと思うことをやること。正しくないと思っていることには、一生懸命にはなれないんです

黒坂登志明 ポルシェ ジャパン(株)代表取締役社長
―たとえ実力があっても、チャンスを与えられなかったら人間は、開花しないんです

土居健人 リーバイ・ストラウス ジャパン(株)代表取締役社長
―四九歳までに社長になれ。尊敬する上司からそうアドバイスを受けたんです

樋口泰行 マイクロソフト(株)代表執行役社長
―社員がイキイキと働ける会社を作りたい。それが、経営者を目指した理由でした

御立尚資 ボストン コンサルティング グループ 日本代表
―何が来るかなんて、読めたりしない。でも、読めないところに本当に面白いものがあるんです

三谷宏幸 ノバルティス ファーマ(株)代表取締役社長
―若い人が、学べる機会をたくさん作りたいんです。僕も、そうやって教えてもらったから

横山隆美 アメリカンホーム保険会社 日本における代表者
―これがあるべき姿だ、という理想が常にあれば変えることは怖くなくなるんです

鷲津雅広 ジョンソン(株)代表取締役社長
―外資系の魅力は、日本人以外の人間と勝負する機会がたくさんあることです

ジャスパー・チャン アマゾン ジャパン(株)代表取締役社長
―いろんな偶然も、新しいチャレンジをしたからこそ、手に入れることができたんです

書評 読了日 Ⅰ:2010/12/27(月)、Ⅱ:2010/12/29(水)
概要 Ⅰ:12人の外資系トップが、12通りの仕事観・人材観を語る体験的キャリア論。
Ⅱ:10人の外資系トップが、どんな意識で働き、いかにキャリアを築いてきたのかを語る仕事論。
編集は、「外資系転職のISS」として、10年にわたり築き上げた外資系企業との信頼と実績を元に、ミッドキャリアからエグゼクティブのプロフェッショナル紹介に特化した人材ビジネスを行う株式会社アイ・エス・エス・コンサルティング。
対象読者 外資系企業で働くビジネスパーソン。もしくは、外資系企業に興味のある日系企業のビジネスパーソン、就活生。
キャリアアップ、モチベーションの維持に悩むビジネスパーソンには、新たな発見や共感があり、特に参考になると思います。
購入のきっかけ 20代で人生の年収は9割決まるにて、キャリアを考えるブックガイドで紹介されていたため。これまでに書店で見かけたこともあり、以前から気になっていました。また、キャリアチェンジや転職も視野に入れた長期的なキャリアの軸を定める上で、参考になりそうだと期待が持てました。
プラス要素 世界から認められた外資系企業の日本法人トップのキャリアに関して、どんな意識のもと、どんな仕事をし、今のポジションまでどのようにキャリアを築いてきたか、がわかりやすく語られています。
彼らに共通する点として、編者まえがきでも紹介されている、「与えられた仕事に全力を尽くす誠実さ」「自分を伸ばすために困難な仕事を選ぶ成長意欲」「成功してもさらに高みを目指す謙虚さ」の3点は、一見当たり前のようですが、学ぶべきところが多い点だと感じました。外資系企業の日本法人トップとなると、一般のビジネスパーソンからは手が届かないと思われるような存在ですが、下積み時代に、小さなことでも目の前の仕事に全力で取り組み、活路を見出していった話などは、大いに勇気づけられ、モチベーションが上がりました。また、彼らの不遇の時代や、能力が活かしきれていない時期の思考は、キャリアチェンジや転職のタイミングを図る上でも参考になると思います。
マイナス要素 人材紹介会社が編集したせいかもしれませんが、中には、外資系トップのキャリアというよりかは、その会社がいかにすばらしいか、という紹介が強調されているような箇所が見受けられました。(まぁ、世界的に著名な企業なので、実際にすばらしいとは思うんですが。。)
ナルホドな点と考察 やはり、まえがきでも紹介されていた「与えられた仕事に全力を尽くす誠実さ」「自分を伸ばすために困難な仕事を選ぶ成長意欲」「成功してもさらに高みを目指す謙虚さ」の3点が、この本のポイントでもあり、実際に外資系トップのエピソードを読んでいく中でも心に残りました。当たり前のことと思わず、仕事で迷いが生じたときなどには、この3点を思い出してモチベーションを維持し、仕事に取り組もうと思います。
個人的なNext Action ・「与えられた仕事に全力を尽くす誠実さ」「自分を伸ばすために困難な仕事を選ぶ成長意欲」「成功してもさらに高みを目指す謙虚さ」を意識する。
・会議では真っ先に質問し、覚えてもらう。
・提案時には、提案先の競合他社のサービスも利用し、提案の材料にする。
・海外MBAの取得も視野に入れる。
・複雑な条件はカットし、そもそも一番大事な条件や情報を選択する力を養う。
・アメリカ文化と日本の文化のバッファーの役目を果たす。
・海外で成功していて、日本では発展途上の外資系も視野に入れる。
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★★★★★:『地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」』 細谷功

2010 年 12 月 20 日 コメントはありません
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地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」

著者/訳者:細谷 功

出版社:東洋経済新報社( 2007-12-07 )

定価:¥ 1,680

Amazon価格:¥ 1,680

単行本 ( 230 ページ )


目次
はじめに

第1章 「地頭力」とは何か

「地頭力」を定義する
知的能力を「面」で語る
「地頭力」の構成要素
なぜ「地頭力」が重要なのか
「地頭力を鍛える」ことは可能なのか
「デジタルデバイド」から「ジアタマデバイド」へ
第1章のまとめ

第2章 「フェルミ推定」とは何か

フェルミ推定=地頭力を鍛えるツール
どんな場面で使われているか
フェルミ推定が面接試験で用いられる三つの理由
第2章のまとめ

第3章 フェルミ推定でどうやって地頭力を鍛えるか

フェルミ推定の例題に挑戦
フェルミ推定と地頭力の関連
あなたの地頭力を判定する
第3章のまとめ

第4章 フェルミ推定をビジネスにどう応用するか

ケーススタディ「地頭課長と積上クンの会話」
フェルミ推定が必要な六つのタイプの症状と処方箋
第4章のまとめ

第5章 「結論から考える」仮説思考力

仮説思考力のポイント
仮説思考で最も効率的に目標に到達する
どんなに少ない情報からでも仮説を立てる
前提条件を決めて前に進む
限られた時間で答えを出す「タイムボックス」
仮説思考の留意事項
第5章のまとめ

第6章 「全体から考える」フレームワーク思考力

フレームワーク思考力のポイント
フレームワーク思考で「思考の癖を取り払う」
全体を高所から俯瞰する
最適の切り口で切断する
分類とは「足し算の分解」
因数分解とは「掛け算の分解」
全体最適をボトルネックから考える
フレームワーク思考の留意事項
第6章のまとめ

第7章 「単純に考える」抽象化思考力

抽象化思考力のポイント
抽象化とは「一を聞いて十を知ること」
「モデル化」でシンプルに考える
アナロジーで考える
抽象化思考の留意事項
第7章のまとめ

第8章 地頭力のベース

地頭力のベースの構造
「万人に理解される」ための論理思考力
経験と訓練で鍛えられる直観力
地頭力の一番のベースとなる知的好奇心
第8章のまとめ

第9章 さらに地頭力を鍛えるために

フェルミ推定のさらなる応用
地頭力を鍛えるためのフェルミ推定以外のツール
「X軸で考えてY軸で行動する」のが地頭型多能人
第9章のまとめ

おわりに
参考・引用文献
フェルミ推定練習問題集

書評 読了日 2010/12/20(月)
概要 「日本全国に電柱は何本あるか?」といった例題やその解答例から「フェルミ推定」のプロセスを紹介しつつ、「知的好奇心」「論理思考力」「直観力」という地頭力のベースと、それらのベースの上に重なる「仮説思考力」「フレームワーク思考力」「抽象化思考力」の3つの構成要素と、その鍛え方を解説する。
著者は、ザカティーコンサルティングのディレクターを務める細谷功氏。
対象読者 地頭力を鍛えたいビジネスパーソン。グーグル、マイクロソフト、外資系コンサルティングファームなどの難関な入社試験の突破を目指す就活生、ビジネスパーソン。
フェルミ推定だけでなく、仮説思考力、フレームワーク思考力、抽象化思考力も重点的に解説されているため、地頭力のベースアップを狙う方々に参考になります。
購入のきっかけ これまでのSEとしての経験、U.S.CPA(米国公認会計士)資格の勉強で得た知識に加え、地頭力を鍛えることにより、市場価値の高いビジネスパーソンを目指すため。また、よりハイレベルな会社に転職する場合、入社試験で「フェルミ推定」の問題が出題される可能性もあり、今のうちからその思考法を定着させようと考えため。
フェルミ推定に関しては他にも書籍が出版されていますが、本書は解説にもボリュームが割かれており、応用度が高いと思い購入しました。
プラス要素 「地頭力を鍛える」ことをターゲットに、地頭力の定義や構成要素など、そして地頭力を鍛えるツールとして、フェルミ推定を例題を交えて詳しく解説しています。さらに、「知的好奇心」「論理思考力」「直観力」という地頭力のベースと、それらのベースの上に重なる「結論から」考える仮説思考力、「全体から」考えるフレームワーク思考力、「単純に」考える抽象化思考力の3つの構成要素について、単にフェルミ推定の問題を解くだけでなく、ビジネスで応用することも視野に入れて説明されています。
また、それぞれの章で、箇条書きでその章のエッセンスがまとめられており、内容の反復学習に使えます。
マイナス要素 アマゾンのレビューにもあるように、単にフェルミ推定の解法を知りたい読者にとっては余分な情報があるかもしれません。が、地頭力を鍛えたいビジネスパーソンに必要な思考法がうまくまとめられており、個人的にはそこまで気になりませんでした。(あくまで、「何を身につけたいか」の目的意識の違いのような気もします。)
ナルホドな点と考察 これまで、自分は知的好奇心の強い方だと思っていましたが、本書で解説されている知識に対するwhat型と、問題解決に関するwhy型の知的好奇心の分別には、注意を喚起されました。序盤でも述べられているように、知識をベースに新たな知を創造して付加価値を創出していくサイクルが理想なので、難関資格の勉強にあたってもwhat型に陥らず、why型の探求が重要だと感じました。
個人的なNext Action ・「結論から」「全体から」「単純に」考え、経営者レベルの視点の圧倒的な効率化を目指す。
・表面の行動だけでなく、根本の思考回路を変え、人を動かす。
・知識や経験の保有ではなく、活用と増幅で地頭型多能人を目指す。
・フェルミ推定で考えるプロセスを鍛え、さらに分析のあたりをつける。
・情報が少ない場合は仮説思考で掘り下げる。
・問題への着手の順序は、広い視野からズームインし、身近な例から考えない。
・全体のストーリーを決め、目次から作る。
・情報収集の前に仮説を立て、仮説に基づいて情報収集する。
・仮説思考は全て逆から考え、ゴール、終わり、目的地、将来、やるべきこと、目的、相手、から考える。
・キャリアプランも仮説思考で逆算して目的から考える。
・やる前から、「落としどころ」を口癖に考える。
・アジェンダからすぐ議題に入らず、相手の座標系や絶対座標に合わせる。
・物事を絶対座標で捉え、説明できるプロフェッショナルを目指す。
・フレームワーク思考では、「その他」のカテゴライズは使用しない。
・複雑なことでも30秒で説明できるよう訓練する。
・自分の状況が特殊であるという思い込みを排除し、本質を考える。
・抽象化の概念の基本として、共通点を探し、例え話ができるようにする。
・守りの論理思考力と攻めの直観力をバランスよく鍛える。
・知識に対するwhat型より、問題解決に関するwhy型の知的好奇心を意識する。
・商品やサービスを何人が買って、いくら儲かるかの3分間事業シミュレーションで、起業家精神を養成する。
・上司やエグゼクティブなどに突然状況を聞かれた際に、「結論から」「全体から」「単純に」説明できるよう、心の準備をしておく。
・「理由は3つある」のように、3つで漏れなくだぶりなく整理する。
…うーむ、相変わらずTODOが多いなぁ。。
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