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★★★★☆:『SEのための29歳からのキャリア向上計画』 山崎有生

2010 年 8 月 27 日 コメントはありません
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SEのための29歳からのキャリア向上計画

著者/訳者:山崎 有生

出版社:技術評論社( 2010-07-15 )

定価:¥ 2,079

Amazon価格:¥ 2,079

単行本(ソフトカバー) ( 288 ページ )


目次
はじめに

第1章 コミュニケーション力のつけ方

コミュニケーションとは何か?
 コミュニケーションの方法は4つ
 IT業界で特にコミュニケーションが重視されるのは、なぜか?
 コミュニケーションで最も大切なこと
相手を知ることからコミュニケーションは始まる
 コミュニケーションにおける1Wayと2Way
コミュニケーションに必要な論理性の鉄則
 なぜ、コミュニケーションに論理性が必要なのか?
 誰もがすぐに論理的になれる方法
 【ワーク1】結論の根拠を3つの切り口にまとめてみてください
 P・PREP法の応用
論理ピラミッドでより完全な論理になる
 論理ピラミッドの7原則
 【ワーク2】論理ピラミッドを使い主張を組み立てましょう!
 論理は3つの基本形
 未来を予想する方法
プレゼンテーションは3つのC
1つ目のC=内容構成
2つ目のC=情報の視覚化
 プレゼン資料はどうあるべきか?
 スライドのデザインはどうするべきか?
3つ目のC=聴衆とのコミュニケーション
 プレゼンテーションにおける緊張対策
 プレゼンテーションでの話し方
 質疑と発問
文章作成のコツ
 文章作成のコツ
 それでも文章が書けないときは
コミュニケーション[事例]解説

第2章 ネゴシエーション力のつけ方

交渉の本当の目的
 交渉の目的は“きょうそう”である
 交渉の目的は鳥の目で
 交渉が嫌いになるもう1つの原因
ネゴシエーションの目標とは?
 目的と目標の違い
 交渉の目標設定
 交渉のリスク・マネジメント
交渉のフレームワーク
 交渉の5つの武器
交渉プロセスのあり方
「力関係」
 力関係を分析する際の5つの力
 力関係を強める4つの戦略
 【ワーク3】あなた(もしくは会社)の4つの戦略パターンを考えてみましょう
「心理」における鉄則
 説得の秘密
聴くスキル
「論理」の鉄則
「逆提案」の鉄則
 パイをふくらませる「価値の相対理論」
「妥協」の鉄則
ネゴシエーション[事例]解説

第3章 リーダーシップ力のつけ方

リーダーシップとは何か?
 リーダーシップは3つのEである
マネジメントとリーダーシップの違い
 どちらに適性があるか?
 【ワーク4】リーダーシップ/マネジメント適性リスト
 3つのスキル
分析が先かビジョンが先か?
 ビジョンとは何か?
 将来ビジョンの表現方法
 分析が先か? ビジョンが先か?
 【ワーク5】将来ビジョンとSWOT分析
他者の力を引き出すために
 本当に“答”は相手の中にあるのか?
 なぜ、パートナーが必要なのか?
 IT業界とコーチングの関係
コーチングとティーチングの違い
質問はコーチング最大の武器である
 質問はコーチングの最大の武器である
 なぜ、コーチングでは“なぜ”を問わないのか?
 答えが出ないほど良い質問をしてみる
コーチングの4ステップ
 4センテンスでできるコーチング
リーダーシップ(コーチング)[事例]解説
ファシリテーションとは?
【ワーク6】ファシリテーター度チェックリスト

第4章 3つのスキルをキャリアアップにどう活かすのか?

“強み”を伸ばしてキャリアアップ
優秀な人が共通で持っている3つのもの
 マイコンを持っている
 【ワーク7】マイコンを創作してみましょう
 メタ認知を持っている
 【ワーク8】メタ認知を深めるための振り返りをしてみましょう
 自分株式会社を持っている
 【ワーク9】自分株式会社の理念と肩書を創ってみましょう

参考文献
おわりに
付録 ITスキル標準のパーソナルスキルと本書の対応表(ITスキル標準との適合88.9%)
索引

書評 読了日 2010/8/24(火)
概要 ITスキル標準で定義されている、あらゆる職種で必要とされる3つの「ヒューマン・スキル」(コミュニケーション/ネゴシエーション/リーダーシップ)に関して、ITスキル標準の項目をベースに、読者が独習できるように解説した書籍。
著者は、セイ・コンサルティング・グループ株式会社の代表取締役で、中小企業診断士、情報セキュリティアドミニストレータ、人財投資コンサルタントの山崎有生氏。
対象読者 中堅と呼ばれるようになってきた立場のエンジニア。今後のキャリアについて考えているエンジニア。一目置かれるような円滑な仕事のしかたを知りたい方々。
ヒューマン・スキルという人間関係の根底にあるスキルを解説した書籍のため、IT業界のエンジニアだけでなく、あらゆる業種のビジネスパーソンにも参考になると思います。
購入のきっかけ SEが28歳までに身につける28の力などに引き続き、書店で見かけた際に、節目となるこの年齢のタイトルに惹かれたため。中堅SEとしてキャリアに弾みをつけるにあたって、本書で題材にしているヒューマン・スキルをどう伸ばそうかちょうど悩んでいたため、役立ちそうだと思いました。
プラス要素 冒頭で、ITスキル標準やIT業界のありがちな現場などを例に、ヒューマン・スキルの重要性を改めて説いている点は、そういう仕事を敬遠しがちなSEとしてモチベーションの上がる内容だったと思います。
主な構成としては、書籍ベースでは習得が難しいヒューマン・スキルについて、コミュニケーション、ネゴシエーション、リーダーシップを別々に章立てて解説しており、それぞれ「鉄則」「クイズ」「事例」「ワーク」などを通して体験的に学べる点がユニークであると思いました。
また、ヒューマン・スキルは体系的にも捉えづらいので、ITスキル標準の項目をベースに解説している点も、理解につながりやすい点だと思います。ヒューマン・スキルは書籍を1度読んだだけで身に付くようなスキルではないため、本書のように項目が整理されていると、あとで読み返した際にもわかりやすそうです。
マイナス要素 コンサルティングのフレームワークとしても多用されるMECEなどについては、本論から外れることを理由に軽く解説されるのみだったため、初学者にとっては誤解しないよう注意が必要だと思いました。
また、リーダーシップの章で、ファシリテーションよりコーチングの方がかなり比重が高かった点は、個人的に物足りない感じがしました。
ナルホドな点と考察 リーダーシップの章の前半で紹介されていたカッツモデルの3つのスキルは、個人的に初耳だったせいもありますが、新鮮でナルホドと思う内容でした。テクニカル・スキル、ヒューマン・スキル、コンセプチャル・スキルの3つのスキルについて、職位に応じて各スキルの重要度や必要性が変わるという点に関しては、よく考えれば当たり前ですが、本書のように図になって解説されると、長期的なキャリアプランを練るのに役立ちそうだと思いました。
職位が上がるにつれて、テクニカル・スキルの重要度が下がるという点は、今のうちにテクニカル・スキルを身に付けておかなければ、あとからリカバリーしようにもその機会が得られにくい、ということで危機感が高まりました。
個人的なNext Action ・コミュニケーションの相手を知り、伝わるまで何回も伝える。
・不便、不足、不安など、”不”のつくところにニーズを探す。
・論理的な構成は、P・PREP法(Purpose→Point→Reason→Example→Point)で作る。
・メリットだけでなく、デメリットも合わせた両面提示をする。
・プレゼンは、序論(感謝の挨拶)→本論(P・PREP)→(結論)→質疑応答で構成する。
・提案のプレゼンは、使用前と使用後の差分をわかりやすく示す。
・プレゼン資料は一晩寝かせて客観視する。
・緊張しないためにも、プレゼンは徹底的にリハーサルを行う。
・ドッグワードが出そうになったら間に変える。
・プレゼンを時間内に終えるためには、中間点を決め、経過の状況で時間を調整する。
・交渉は、競争ではなく共創と考え、とにかく話し合う。
・交渉では、目的を狭く低く捉えず、広く高く捉える。
・目標を設定する前に、目的を明確化する。
・「心理」で相手の心情を理解し、「論理」でこちらの主張を説明し、「逆提案」でwin-winとなる提案をし、通らなければ「妥協」する。
・自己の価値を高める、選択肢を増やす、第三者を活用する、グループを形成する、の4つで力関係を強める。
・「相手 vs 自分」ではなく「相手+自分 vs 問題」の関係で交渉する。
・論理のアプローチだけでなく、感情に訴える心理のアプローチも取り入れる。
・断定ではなく、「~してはどうでしょう?」と質問話法にして和らげる。
・交渉の選択肢を増やし、譲れないことと譲ってもよいことの線引きをする。
・交渉は後出しジャンケンで、「いくらだったらいいか?」と尋ねる。
・相手にも宿題を出し、相手のコミットメントを聞き出す。
・問題点を聞くのではなく、今後の理想的な姿を聞き、そのギャップを提案につなげる。
・リーダーシップとして、ビジョン/ゴールを掲げ、他者の力を引き出し、変革を実現する。
・お客様は、ITシステムを入れたいのではなく、ITを通じて何かを変革したい、ということを常に頭に置く。
・売上は会社の外にあるので、外に目を向ける。
・テクニカル・スキル→ヒューマン・スキル→コンセプチャル・スキルの順に、必要なスキルの比重を職位に応じて移す。
・ビジョン→分析の順に、ありたい姿と現状のギャップを分析し、アクションを立てる。
・提供するのは、「もの」ではなく「こと」で考える。
・答えは相手の中にあるので、それを引き出すようコーチングする。
・モノに対してはwhy、人に対してはhowで尋ねる。
・コーチングは4ステップの、Goals→Reality→Options→Willで行う。
・ファシリテーションでは、話し合いのゴールを最初に決める。
・リーダーの重要な要素として、ユーモアで笑いを取る。
・弱みを克服するより、強みをさらに伸ばすことに注力する。
・オリジナルな表現のマイ・コンピテンシーを作る。
・自分が思う自分と他人が思う自分のズレを少なくする。
・自分だけのオリジナルな肩書を作る。
・業務は標準化し、戦略は差別化する。
・ワーク3、5、7、8、9を行う。
…などなど多すぎ。。さすがに絞らないとできないですね。。
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(2010/8/27 1:00現在 外資系サラリーマン人気ランキング第5位)

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★★★★★:『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則』 カーマイン・ガロ

2010 年 8 月 1 日 コメントはありません
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スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則

著者/訳者:カーマイン・ガロ

出版社:日経BP社( 2010-07-15 )

定価:¥ 1,890

Amazon価格:¥ 1,890

単行本(ソフトカバー) ( 408 ページ )


目次
プロローグ

第1幕 ストーリーを作る

シーン1 構想はアナログでまとめる
シーン2 一番大事な問いに答える
シーン3 救世主的な目的意識を持つ
シーン4 ツイッターのようなヘッドラインを作る
シーン5 ロードマップを描く
シーン6 敵役を導入する
シーン7 正義の味方を登場させる
幕間――その1 10分ルール

第2幕 体験を提供する

シーン8 禅の心で伝える
シーン9 数字をドレスアップする
シーン10 「びっくりするほどキレがいい」言葉を使う
シーン11 ステージを共有する
シーン12 小道具を上手に使う
シーン13 「うっそー!」な瞬間を演出する
幕間――その2 第一人者から学んだシラー

第3幕 仕上げと練習を行う

シーン14 存在感の出し方を身につける
シーン15 簡単そうに見せる
シーン16 目的に合った服装をする
シーン17 台本を捨てる
シーン18 楽しむ

アンコール 最後にもうひとつ
謝辞
訳者あとがき
解説
参考文献・動画など

書評 読了日 2010/7/30(金)
概要 聴衆を魅了し続ける世界一の経営者、スティーブ・ジョブズのテクニックを活用し、聞き手の心をつかむプレゼンテーション技法を解説する1冊。iPhone、iPad、iPodを成功に導いたプレゼンの極意を解き明かす。
著者は、プレゼンテーション、メディア対応、コミュニケーションのスキルを教えるコーチであり、世界の有名ブランドを陰から支えていると言われるカーマイン・ガロ氏。
対象読者 プレゼンテーションやコミュニケーションのスキルを高めたい方。聞き手の心を動かし、ビジネスを有利に動かしたいビジネスパーソン。
そもそも顧客やユーザーがどのような問題を抱え、どう解決するためにその製品やサービスがあるのか、という一連のストーリー作りの解説もあるため、新規ビジネスを検討中のビジネスパーソンや起業家も参考になると思います。
購入のきっかけ インターネットでiPadやiPhone関連のサイトを閲覧していたところ、発売前の本書の広告に目が止まったため。SEとして次のステップに進むために、コミュニケーション力、特にプレゼンテーション力を高めたいと思っていたので、勢いで書店に向かい購入してしまいました。(ちなみに、会社の昼休みに抜け出して、丸善丸の内本店の先行発売初日での購入です。。本でもジョブズ・マジック。。。)
プラス要素 ジョブズのプレゼンテーション・スキルを習得し、そしてそのテクニックを活用し、聞き手の心を動かす話ができるようになるまでの方法が、3幕でわかりやすく構成されています。それぞれの幕は数個のシーンにより構成されていますが、各シーンの終わりにある「ディレクターズ・ノート」が、各シーンの内容をうまくまとめており、後からでも重要な内容を見返しやすい構成となっています。
第1幕「ストーリーを作る」では、普通のビジネスパーソンが陥りがちな、パワーポイントなどのプレゼンテーション用ソフトを最初から使用してそれらしいスライドを作る方法をバッサリ切り捨て、アナログで構想をまとめる方法や、聞き手を意識したストーリー作りなどが解説されており、プレゼンテーション資料を作る前段階におけるストーリー作成の重要性が解き明かされています。
第2幕「体験を提供する」では、聞き手を魅了し、一体感を醸成するための、具体的なプレゼンテーションの内容について解説されています。製品のデモや、実際の顧客を効果的に利用した、ビジネス寄りながらも聴衆を飽きさせない方法が惜しまず紹介されています。
第3幕「仕上げと練習を行う」では、実際のプレゼンテーションに臨むにあたってのロードマップを、具体的に紹介しています。また、ジョブズのプレゼンテーションが練習の賜物であるということを繰り返し説明した上で、我々一般人にも練習次第でジョブズ並のプレゼンテーションを行えるようになる、というモチベーションを与えてくれます。
全体を通してアップル製品の話が多数登場しますが、なぜアップルのファンは新製品を並んでまで買うのかが、これを読めば少なからずわかると思います。そういう意味では、マーケティングの極めて基本的な部分も学べるビジネス書ではないでしょうか。
マイナス要素 本書でも述べられていますが、スライドのデザインについての具体的な解説が少ないため、デザインについては、元アップル本社勤務のガー・レイノルズ氏によるプレゼンテーション Zenなどで補強をする必要があると思います。
ナルホドな点と考察 シーン5「ロードマップを描く」で解説されていた”3点ルール”は、応用できる場が多々ありそうな実践的なテクニックだと感じました。確かに、具体的な説明に入る前に”3点”と前置きがあると、聞き手側としては聞く姿勢が明らかに変わります。製品やサービスそのものが良い、ということに加え、こういったプレゼンテーションやコミュニケーションにおけるテクニック的な要素も重要だと改めて痛感しました。明日から、ビジネスの現場で早速使いたいと思います。
個人的なNext Action ・製品やサービスではなく、夢や感動を伝え、体験を提供する。
・プレゼンテーションの構想はアナログでまとめる。
・スライドではなくストーリーで聞き手に訴える。
・聞き手が、「なぜ気にかける必要があるのか?」という問いに答える。
・ヘッドラインは簡潔、具体的、利用者へのメリットでまとめ、繰り返し用いる。
・3点でまとめ、記憶に残す。(ヘッドライン→導入→3点→結論の構成が簡潔)
・スライドには重要な数字だけを載せ、ロードマップも口頭で説明する。
・解決策を示す前に、まずはその問題(敵)を提起する。
・①何をするのか、②どの問題を解決しようとするのか、③他とはどう違うのか、④なぜ気にかける必要があるのか
・数字には具体性、意義、文脈性をもたせ、聞き手の生活に密着させる。
・デモは、短い、シンプル、魅力的、軽快、実質的、の観点で行う。
・見せる、聞かせるだけでなく、感じさせ、体験させて記憶に残す。
・プレゼンテーションでは、アイコンタクト、開いた姿勢、手をよく使う。
・しゃべりは、抑揚、間、音量、スピードに気をつける。
・何気なさが生まれるまで、真剣に練習を重ねる。
・ドッグワードを使わないように常に意識する。
・尋ねられる可能性の高い質問をリストアップし、7種類ぐらいまでのカテゴリーに分け、カテゴリーごとにベストな回答を準備する。
・①カンペ→②キーワードのみ③キーアイディアのみ→④メモなし、の順にしゃべりの練習をする。(※本書では5段階)
などなど、、TODO多すぎ。。。
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★★★★★:『人を動かす 新装版』 デール・カーネギー

2010 年 3 月 7 日 コメントはありません
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人を動かす 新装版

著者/訳者:デール カーネギー Dale Carnegie 山口 博

出版社:創元社( 1999-10-31 )

定価:¥ 1,575

Amazon価格:¥ 1,575

単行本 ( 346 ページ )


目次
改訂にあたって

PART 1 人を動かす三原則
1 盗人にも五分の理を認める
2 重要感を持たせる
3 人の立場に身を置く

PART 2 人に好かれる六原則
1 誠実な関心を寄せる
2 笑顔を忘れない
3 名前を覚える
4 聞き手にまわる
5 関心のありかを見ぬく
6 心からほめる

PART 3 人を説得する十二原則
1 議論をさける
2 誤りを指摘しない
3 誤りを認める
4 おだやかに話す
5 “イエス”と答えられる問題を選ぶ
6 しゃべらせる
7 思いつかせる
8 人の身になる
9 同情を持つ
10 美しい心情に呼びかける
11 演出を考える
12 対抗意識を刺激する

PART 4 人を変える九原則
1 まずほめる
2 遠まわしに注意を与える
3 自分のあやまちを話す
4 命令をしない
5 顔をつぶさない
6 わずかなことでもほめる
7 期待をかける
8 激励する
9 喜んで協力させる

付 幸福な家庭をつくる七原則
1 口やかましくいわない
2 長所を認める
3 あら探しをしない
4 ほめる
5 ささやかな心づくしを怠らない
6 礼儀を守る
7 正しい性の知識を持つ

あとがき

書評 読了日 2010/3/7(日)
概要 人間関係の古典として、あらゆる自己啓発本の原点となったデール・カーネギーの名著。社会人やビジネスパーソンとして、人を動かす上で持つべき心構えを、興味深い実例をもって説得力豊かに説き明かす。
対象読者 コミュニケーションを日常的に使用する、あらゆる社会人やビジネスパーソン。日常生活やビジネスを行う上で、円滑な人間関係を築きたい方。周囲との人間関係がうまくいかず、悩んでいる方。
巻末の付録では、夫婦関係に特化した内容もあるため、家庭内での心のすれ違いなどに悩む夫婦も参考になると思います。
購入のきっかけ 書店やアマゾンでの評価も高く、前々から気になっており、最近の自分の仕事でもコミュニケーション力の重要性を痛感するようになってきたため。業務のグローバル化により、アメリカやインドや中国といった海外の担当者との協業が増えてきており、国ごとの文化の違いを超えたコミュニケーション力を身に付けたいと思っていたので、人間の深層心理についても言及している本書を読む丁度いいタイミングだと思いました。
プラス要素 各トピックについて、豊富な実例を交えながら、効果的に人を動かすために取るべき行動がわかりやすく説明されています。数十年前の著作でありながらも、時代を超えてロングセラーとなっているだけあって、人間の本質を捉えた洞察力や描写には思わず納得させられます。
特に、序盤で述べられている『重要感を持たせる』ことについては、本書の核心とも言えるべき重要事項であり、他人が動くときだけでなく自分が動くときに関しても思い当たるふしが多々あり、ビジネスの現場でも大いに役立ちそうだと思いました。
また、自己主張することが良いとされるようになってきた現代において、あえて議論をさけたり、相手を立てたりすることの重要性について再考のきっかけを与えてくれる点では、逆に新しい考え方だと感じました。
全体を通して、コミュニケーションについて新たな気付きを与え、自信をつけさせてくれる一冊だと思います。
マイナス要素 論述されている内容としては申し分ないですが、古い著作であるせいか、全体の構成や、文字のみの表現については、最近のビジネス書と比べると少し読みづらさを感じました。人によっては、読んでいる途中で冗長と感じてしまう内容もあるかもしれません。一般的なビジネス書と比べるとボリュームも多めなので、さっと読みたい人にはあまり向かないと思います。
ナルホドな点と考察 PART 3の『2 誤りを指摘しない』で論じられている、「相手の間違いを指摘することは、論理ではなく感情を傷つける 」という内容は、論理的な正誤が問われるビジネスにおいても、大いに考えさせられる内容でした。確かに、正しいことに固執しすぎると、感情を傷つけることで逆に物事が立ち行かなくなってしまうことも少なからずあります。
誤っていることを野放しにするわけにはいかない場合もありますが、どう受け答えすれば、広い目で見たときに物事が効果的に進むか、について気付かせてくれる内容だったと思います。
個人的なNext Action ・依頼をする際には、相手に重要感を持たせ、相手の関心、欲求、利益を念頭に置く。
・まず聞き手に回り、相手の話をさえぎらず、最後まで聞き通す。
・相手より先に自分の誤りを認め、誠意をもって謝罪する。
・選択肢として、”イエス”と言わせる質問を用意する。
・最初から自分の意見を押し付けるのではなく、相手の意見をうかがい、思いつかせる。
・大衆の誤解を解く際には、事実を述べるだけでなく、ドラマチックな演出を用意する。
などなど。
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(2010/3/7 16:00現在 外資系サラリーマン人気ランキング第3位)

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