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★★★★★:『監査法人入門』 阿部崇

2010 年 9 月 4 日 コメントはありません
基本情報 Amazon情報

監査法人入門

著者/訳者:阿部 崇

出版社:講談社( 2010-07-01 )

定価:¥ 1,575

Amazon価格:¥ 1,575

単行本(ソフトカバー) ( 210 ページ )


目次
はじめに

第1章 監査法人が何をするところか知っていますか?

●頼りになる存在、それが会計監査人
●公認会計士には誰でもなれる!?
●想像を絶する責任の重さ
●公認会計士の心意気
●バブル崩壊後に噴出した批判
●会計基準を巡る大きなうねり
●主導権を握れ!
●アメリカをも飲み込むIFRS
●”会計鎖国”の時代は終わった
●『ルール主義』から『原則主義』へ

第2章 日本における監査法人の歴史

●大型監査法人の誕生
●『官製粉飾』の時代?
●バブル崩壊と欧米流の“厳格監査”
●金融行政の地殻変動
●社会的要求の高まり
●ビッグフォーとの提携
●監査法人が引き金を引いた「りそなショック」
●会計基準統一後の課題

第3章 監査法人がよくわかるQ&A パート1

■監査法人はなぜ必要なのか
■監査法人と公認会計士の役割の違いは?
■企業の監査役と監査法人の仕事の違いは何か
■監査法人は独立行政法人の監査も行うが、会計検査院とはどう違うのか
■監査法人の中には「有限責任監査法人」を名乗っているところもあるが、これはどういう意味なのか?
■監査法人は公認会計士なら誰でも設立できるのか
■企業の決算に目を光らせる監査法人は、企業にとって敵なのか、味方なのか。あるいは審判のように中立的存在なのか?
■監査法人は企業のコーチ役を果たせるか
■「監査法人」という言葉を目や耳にする機会が増えてきた。監査法人への注目度が上がっている理由は何か
■監査法人が適正意見を出せない場合はどうなるのか
■新規クライアントと契約を結ぶとき、監査法人はどこに注意を払うのか?
■監査の品質はどのように保証されているのか
■監査報告書は、なぜ会計士個人名での署名なのか
■世間に名の通った「有名弁護士」はいるが、「有名会計士」がいないのはなぜか
■監査法人が訴訟の対象になるケースが増えているが、その背景は?

第4章 監査法人で働く人々の横顔

●一年中が繁忙期
●クライアントには足繁く
●棚卸現場へも出動
●仕事に欠かせない『7つ道具』
●研修でつねにスキルアップを
●女性にも働きやすい環境

第5章 監査法人がよくわかるQ&A パート2

■監査法人は株式会社化できないのか
■監査法人が解散するのはどういうときか
■大手の監査法人と、中堅・中小監査法人はどう棲み分けているのか
■監査法人の統合は今後も続くのか
■国際会計基準(IFRS)が話題になっているが、会計基準は誰が決めるのか
■内部統制とは何か
■監査法人における採用活動は、どのようになされているのか
■監査法人には定年制はあるのか
■「会計士あまり」が問題化しているようだが、その背景は?
■監査法人の仕事のやりがいとはなにか
■監査法人で仕事をするのに、必要な資質とは
■監査法人以外にも会計士の活躍の場はあるのか
■企業は監査法人をどのような基準で選べばいいのか?
■上場企業同士が合併した場合、監査法人はどうやって選ばれるのか
■監査報酬はどのように決められるのか
■企業から「監査法人を替えたい」と言われたらどうするか

第6章 監査法人を理解するために――小説『最後のサイン』

●小さな疑惑
●指摘された危険信号
●おざなりな内部調査
●企業存亡の危機
●襲い来る難題とタイムリミット
●監査報告書の重み

第7章 監査法人の未来

●IFRSへの不信感
●中国が描くしたたかな青写真
●日本がいまなすべきこと
●求められる独自性
●変化を好機と捉えよう

おわりに

参考文献

書評 読了日 2010/9/1(水)
概要 「企業会計の番人」と呼ばれる監査法人について、一般の人々の目には触れる機会が少ないその仕事内容と、活躍ぶりをコンパクトに解き明かすガイドブック。
著者は、講談社の『FRIDAY』記者、月刊『現代』記者を経て、現在は『週刊現代』で活躍中のジャーナリストの阿部崇氏。政治経済分野を主な取材対象としている。
対象読者 公認会計士を目指す受験生。監査法人の仕事内容や背景を知りたいビジネスパーソン。
そもそも監査法人とは何か、から説明されているため、単に興味がある方々にも参考になります。また、ニュースで話題になった企業破綻の舞台裏など、ニュースでは知り得ない内容に興味がある方々にも参考になると思います。
購入のきっかけ U.S.CPA(米国公認会計士)の勉強をしていて、監査法人に対する素朴な疑問などがあった中、書店でタイトルが目に止まったため。
企業の監査は、未経験者や普段接していない人々には捉えにくいものであるため、U.S.CPAのAudit(監査)の試験にも役立つかなと期待して購入しました。
プラス要素 一般の人々には接する機会の少ない監査法人について、そもそも論や、監査法人を取り巻く環境、歴史的背景などを題材に、わかりやすくコンパクトに解き明かされています。
また、著者が会計士との取材を通して得られたQ&Aや、現役会計士の仕事内容の紹介だけでなく、監査法人の理解を助けるためのオリジナル小説もあり、コンパクトながらも内容としてはかなり盛りだくさんの印象でした。
これまでメディアに取り上げられることの少なかった監査法人を、初学者にもわかりやすく、広範囲に解説しているという点で、個人的には満足の内容だったと思います。
マイナス要素 U.S.CPAの勉強を通じて、本書を読む前から会計や監査について一般的な理解があったせいか、「これを知らないビジネスマンに10年後はない!」という帯の文言には若干誇張があるかな、という印象を受けました。
ナルホドな点と考察 公認会計士試験の合格者が監査法人に就職できない「会計士あまり」の問題が深刻化してきている点に関して、超難関資格に合格しても食えない時代になったのだな、と改めて実感しました。逆に、資格の勉強で得られる知識に加えて、クライアントとのコミュニケーション力、海外の提携先との英語のコミュニケーション力があれば、…という求められる資質もある程度わかったので、自分が今、SEとして強化しようと考えているヒューマン・スキルや英語力は、違う業界でも必須のスキルだと再認識でき、スキルアップのモチベーションが上がりました。
個人的なNext Action ・クライアントとのコミュニケーション力を磨く。
・海外メンバーとの英語でのコミュニケーション力を磨く。
・(本書とは直接関係はないですが…)U.S.CPA試験に合格する!
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