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★★★★☆:『アブストラクト化する世界経済(2020年までの価値の上がる資産、下がる資産)』 菅下清廣

2010 年 7 月 10 日 コメント 1 件
基本情報 Amazon情報

アブストラクト化する世界経済(2020年までの価値の上がる資産、下がる資産)

著者/訳者:菅下清廣

出版社:フォレスト出版( 2010-06-18 )

定価:¥ 1,575

Amazon価格:¥ 1,575

単行本(ソフトカバー) ( 241 ページ )


目次
はじめに 「アブストラクト」とは?

・アブストラクトとの出会い
・ウォール街はアブストラクトを売るしかない
・2010年5月6日の一時的な1000ドル急落の真相
・ビッグチャンス

序章 本物がニセモノにニセモノが本物に
 ~人類史的な大転換期に現れた奇妙なトレンド~

・アブストラクトな時代
・知価革命
・単なるデフレではなくアブストラクト
・2013年~2014年
・ビッグチャンス到来
・金融危機の可能性

第1章 なぜ世界はアブストラクトに向かうのか?
 ~世界を覆い始めた「経済のアブストラクト化」~

・マネーパワーとポリティクスパワー
・下がり続けるアメリカのトレンド
・アブストラクト化の始まり
・アメリカとイギリスの攻防
・アメリカの富
・ニクソン・ショック「アブストラクトの始まり」
・プラザ合意「アブストラクトの始まりPART2」
・巨額の財政赤字
・アメリカの借金棒引きは3度ある!「アブストラクトの始まりPART3」
・東西冷戦の終結
・9・11
・見えざる敵
・ベトナム化
・オバマ大統領の意味
・大統領への疑問
・オバマ出生のナゾ
・アブストラクト化するオバマ
・第2の奴隷解放
・「君なら国民を騙せるだろう」

第2章 財布はどこへ?
 ~アブストラクト化する日本の政策~

・2010年1月
・新100ドル札の意味
・アブストラクト化する日本の政策
・第2のニクソン・ショック3つのシナリオ
・もう少しまともなシナリオ
・2つの変化
・知価の時代
・オタク文化
・リアルなモノは価値が下がる
・なぜ、不動産がダメなのか?
・1000兆円の借金
・借金を返す3つの方法
・年収1億円以上は公表
・2020年の財布の中身

第3章 米中欧はどこに行くのか?
 ~アブストラクトな世界での三国志~

・金融バブル再来
・副作用
・EU債でEUを救えるのか?
・世界経済の水漏れ
・2011年
・2013年
・2010年10月
・イスラムとの戦い
・人口国家
・エイズと麻薬
・中国はアブストラクト的国家
・チャイニーズ化
・日本はどうなる?
・鬼門通過
・地沸き起こる日本人
・EUの未来
・第2のギリシャは東欧

第4章 2014
 ~日本の国家トレンド~

・日本を支配する3つのトレンド
・日本の歴史
・時間軸を重視
・トレンドの終着点の一致
・日本のリスク
・政治の衆愚化
・2014年以降
・日本のセリング・クライマックス
・2014年の大イベント
・日本のアルゼンチン化
・日本人のDNA
・日本衰退論
・中国は日本を目指す
・世界一住みやすい
・リーダー待望

第5章 新しい富の作り方
 ~アブストラクト時代の投資術~

・アブストラクト時代に勝つ
・知識情報資産の構築法
・独自の検索エンジン
・予測方法
・ネットワーク資産
・たった一人で成功できる
・アブストラクト時代の大スター
・バーチャルの時代
・アブストラクト時代のニーズ
・東アジアへ
・江戸時代を目指す?
・GDP1000兆円

おわりに

書評 読了日 2010/7/9(土)
概要 元外資系投資銀行社長の菅下清廣氏による、『世界のマネーは東へ動き出した!』の続編。「経済のアブストラクト化」をテーマに、2020年までの日本と世界の経済シナリオを、これから起こりうる歴史的な大転換を交えて解き明かす1冊。
対象読者 2020年までの世界経済の動向について、大局を捉えたい方。短期売買ではなく、長期の資産運用をメインに、投資のタイミングを計りたい投資家。アブストラクト時代の勝ち残り戦略と投資戦略を知りたいビジネスパーソン。
世界のマネーは東へ動き出した!』と同じく、経済や投資の初心者でも難なく読み進めることができると思いますが、菅下氏の独自の論述が強いため、ある程度の予備知識を持った上で客観的に捉えられる読者向けだと思います。
購入のきっかけ 前作で述べられていたEU圏の経済危機、民主党敗北の悲観シナリオなど、いくつかの予測が現実化されてきており、この新著発売のタイミングでまた情報をアップデートしようと思ったため。書店で見かけた際の、「デフレ経済からアブストラクト経済へ」という派手な帯にも目が留まり、詳細が気になりました。
プラス要素 菅下氏の独自の人脈や情報網、分析に加えて、今回は「アブストラクト」というテーマにより展開されるシナリオが特徴的で、経済関連の類書ではなかなか見られないナルホドな情報が多数紹介されています。
前半では、経済のアブストラクト化トレンドの発生から現在に至るまでのプロセスがわかりやすく説明されており、国力のバロメーターであるマネーパワーとポリティクスパワーの推移から読み解く歴史上の出来事が、歴史の教科書などとは別の観点から解説されています。
中盤から後半では、それらの流れや分析に基いた、米中欧、そして日本の経済シナリオの独自の予測が展開されます。中でも、アメリカの大統領選や、2011年の日本の鬼門通過のように時系列で展開されるストーリーが興味深く、その際に我々はどう行動すべきかのヒントが多々見つけられます。
マイナス要素 後半で述べられている日本回復のシナリオに関しては、(個人的な知識不足かもしれませんが、、)どうもしっくり来ませんでした。日本国民が有事に挙国一致で立ち上がる、という考えは、過去の歴史からは考えられなくもないものの、昨今の欧米化やグローバル化による多様化の影響として、日本人の気質も変化してきているように感じています。
また、個人が具体的にどう行動すべきかといった項目に関しては、それほど詳述されていないため、これらのシナリオを材料として個人レベルで行動に落とし込むか、または菅下氏の有料のセミナーに参加したり、レポートを購読する必要があるのかなと思いました。
ナルホドな点と考察 前作と比べると、アメリカやヨーロッパなどの主要国の政治や覇権に関する話が増えた印象を受けました。特に、固定相場制からのドル価値の推移については、当時のアメリカの政策を知れば、「こういうことだったのか!」とスッキリ理解できた気がします。
このような内容を受け、ますます加速しているグローバル化の影響として、日本以外の主要国の政治や覇権の変化も、我々一個人に与える影響が大きくなってくるのだなぁ、と改めて認識しました。日本国民の政治に対する関心度は相変わらず低いようですが、逆に、他国の政治の重要度が理解できれば、自ずと日本自身の政治にも目が向けられるようになるのかな、と思ってみたりもします。
個人的なNext Action ・2011年春~秋の一番底、2013~2014年の二番底に備える。
・ドルの切り下げに備える。
・2010年11月のアメリカ大統領の中間選挙の動向に注意する。
・2013年のアメリカ大統領選の動向に注意する。
・2013年の日本の衆議院選挙の動向に注意する。
・動乱の時代のニーズをすくい上げるビジネス、企業に投資する。
・アジア、BRICsなどの新興国市場でマーケットシェアを伸ばす企業に投資する。
・知識情報資産を増やすため、浅く広く、あらゆる情報を収集する。
・アブストラクト時代のニーズとして、特にネット・ユビキタス関連について継続的に情報を収集する。
(などなど、やるべきことはいっぱい。。。)
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★★★★★:『SEの勉強法 成功するスキルとキャリアの磨き方』 克元亮

2010 年 7 月 4 日 コメント 2 件
基本情報 Amazon情報

SEの勉強法

著者/訳者:克元 亮

出版社:日本実業出版社( 2010-05-22 )

定価:¥ 1,575

Amazon価格:¥ 1,575

単行本(ソフトカバー) ( 288 ページ )


目次
はじめに

第①章 なぜSEには勉強が必要なのか

SEはどんなキャリアを目指すべきか
 ▼ソフトウェア業界の人材需要
 ▼上流工程に携わる人材ほど年収が高い
格段に増えた未来の選択肢
 ▼ITの多様化によりキャリアパスが複線化
 ▼経営を舵取りするゼネラリストのキャリアパス
 ▼3つの職種の仕事と役割
勉強がすべてのキャリアの基礎をつくる
 ▼基礎体力を高めておけばゴールは選べる
 ▼継続的な勉強は成長の原動力になる

第②章 SEが身につけるべきスキルとは

すべての職種に必須のコミュニケーションスキル
2つの職種に共通するスキル
 ▼コンサルティング手法(コンサルタント/プロジェクトマネージャ)
 ▼モデリング手法(コンサルタント/ITアーキテクト)
 ▼ソフトウェアエンジニアリング(プロジェクトマネージャ/ITアーキテクト)
職種専門のスキル
 ▼コンサルタント
 ▼ITアーキテクト
 ▼プロジェクトマネージャ

第③章 必須のコミュニケーションスキル勉強法

コミュニケーションスキルの5つの要素
 ▼コンサルタント
 ▼ITアーキテクト
 ▼プロジェクトマネージャ
ヒアリング
 ▼相手の話に集中する
 ▼聞いているサインを送る
 ▼効果的な質問をする
 ▼聞いた内容を要約する
 ▼コーチングを学ぶのも有効
ファシリテーション
 ▼論点を見える化する
 ▼ロジックツリーで整理する
 ▼ロジカルシンキングの習得が必須
ネゴシエーション
 ▼相手の立場に立って考える
 ▼人ではなく問題をターゲットにする
 ▼BATNAを決めて臨む
 ▼ネゴシエーション力とは説得力である
ドキュメンテーション
 ▼良いドキュメントの必須条件
 ▼ドキュメンテーションの効果的なスキルアップ法
プレゼンテーション
 ▼良いプレゼンテーションの必須条件
 ▼自己心理をコントロールする方法
 ▼プレゼンテーションの効果的なスキルアップ法
リーダーシップも欠かせない
 ▼リーダーシップとは何か
 ▼リーダーシップ発揮のための行動原則

第④章 2つの職種に共通するスキルの勉強法

コンサルティング手法
 ▼コンサルティングは現状把握から始まる
 ▼代表的なフレームワーク
 ▼フレームワークには向き不向きがある
 ▼効果的なシステム化の提案が習得の第一歩
モデリング手法
 ▼モデリング技法のデファクトスタンダード「UML」
 ▼モデリング結果に唯一絶対の正解はない
 ▼アナリシスパターンからモデルの基本を学ぶ
 ▼モデルに接する機会を増やすのが上達の近道
ソフトウェアエンジニアリング
 ▼ソフトウェアエンジニアリングの知識体系「SWEBOK」
 ▼業界で進む上流工程の標準化
 ▼共通フレーム2007は業界の共通言語
 ▼ソフトウェアエンジニアリングの学びに終わりはない

第⑤章 職種専門のスキルの勉強法

経営管理① 経営戦略
 ▼経営戦略とは何か
 ▼戦略の類型
 ▼戦略策定プロセスは3つのステップからなる
 ▼ブルー・オーシャン戦略などの動向にも注目する
 ▼ケーススタディや専門家から生の戦略を吸収する
経営管理② 会計
 ▼会計はビジネスの共通言語
 ▼基礎から学び苦手意識を克服する
 ▼複式簿記は、ストックとフローで押さえる
 ▼株式投資による実体験も有効
 ▼2016年に強制適用? IFRSの動向に注意
経営管理③ マーケティング
 ▼マーケティングコンセプトの変遷を時代の流れで理解する 
 ▼マーケティングの対象は細分化されている
 ▼マーケティングミックスの要素は4P
 ▼マーケティング活動をリアル店舗で定点観測する
 ▼ソーシャルメディアのマーケティング活用法を体感する
経営管理④ 組織管理
 ▼組織形態は日々進化している
 ▼モチベーションマネジメントに注目
 ▼社会心理学により対人行動のメカニズムを学ぶ
業務知識① 業務知識の押さえ方
 ▼業界レベルで課題やCSFを押さえる
 ▼業務知識はプロセスの流れで押さえる
 ▼業務のベストプラクティスをAPQCの「PCF」から学ぶ
 ▼標準的な業務知識をERPパッケージから学ぶ 
 ▼生の業務知識は現場のユーザーから吸収する
業務知識② 業種ごとの特徴
 ▼製造業の特徴
 ▼小売業の特徴
 ▼金融業の特徴
プロジェクトマネジメント
 ▼プロジェクトマネジメントの知識体系「PMBOK」
 ▼1人の仕事でもプロジェクトとしてマネジメントしてみる
 ▼一歩先のキャリアとして「プログラムマネージャ」も意識する
 ▼超現実的な意思決定力を身につける
情報技術
 ▼爆発的に広がり続ける情報技術
 ▼技術の変遷から本質をとらえる
 ▼製品に依存しないポータビリティスキルを身につける
 ▼プログラミング言語に左右されない理論を学ぶ
 ▼技術は体に覚えさせる
 ▼スキルセットを意識して幅を広げる
 ▼技術の最新動向を早くキャッチする
アーキテクチャデザイン
 ▼アーキテクチャで実現すべき品質特性
 ▼EAの標準「ザックマンフレームワーク」
 ▼経済産業省EAフレームワークから手法を学ぶ
 ▼再利用を促進するフレームワークを身につける

第⑥章 確実に成果を出す5Pの勉強フレームワーク

勉強の「しくみ」を5Pのフレームワークで考える
Purpose(目的)
――達成できる目標を定める
 ▼勉強の目的の「その先」を展開する
 ▼勉強のマインドセットをつくる
 ▼中期的な目標をビジュアル化する
 ▼やる気が出る目標設定の条件
Planning(計画)
――勉強の締め切りを意識する
 ▼勉強ができない理由を克服する
 ▼会社依存の勉強では体系的に学べない
 ▼試験日を勉強の締め切りにしてしまう
 ▼1週間単位をペースメーカーとする
 ▼1日の中で細かい締め切りを設ける
 ▼1か月ごとに計画をローリングする
 ▼興味がわいたらすぐに始める速効勉強法「STD」
 ▼自分の感情の変化を観察する
 ▼勉強スケジュールを「Google カレンダー」でいつも意識する 
 ▼締め切りを「R*Pad」で手軽にリマインドする
Practice(実践)
――勉強を楽しみ習慣化する
 ▼行動習慣の見直しから意識が変わる
 ▼勉強時間を「SlimTimer」で計測する
 ▼時間の使い方を定期的に棚卸しする
 ▼朝勉スタイルに向けて「早起き日記」で記録をつける
 ▼集中するため、あえて自由を奪う 
 ▼「WinTask」「Concentrate」でブラウザをロックする
 ▼「ポメラ」を論文専用マシンにする
 ▼ノイズキャンセラーヘッドフォンで雑音をシャットアウトする
 ▼テーマ曲を流して気持ちを盛り上げる
 ▼時間と場所を工夫し気分を変える
 ▼運動と読書でインプットを高速化する
 ▼ストックとフローの情報源を活用する
 ▼「Google ブックス」で本を立ち読みする
 ▼「Google Scholar」で最新の学術論文を読む
 ▼「Internet Archive」で過去のサイトから情報を得る
 ▼オンラインの事典を活用する
 ▼書評サイトで本のエッセンスをすばやくつかむ
 ▼Twitterで最新のトレンドをつかむ
 ▼mixiのコミュニティで参考情報を得る
 ▼効率を上げるデジタル情報整理術
 ▼伸び悩みが次の大きな成長につながる
 ▼「プリマックの原理」を意識する
 ▼レベルアップには実践が欠かせない
Partner(仲間)
――孤独な勉強に打ち勝つ
 ▼周りに宣言して自分を追い込む
 ▼勉強会で仲間をつくる
 ▼人に教えて自分自身の学びを深める
 ▼勉強のライバルを意識する
Present/Profit(報酬)
――勉強の成果は見える形にする
 ▼勉強の投資とリターンを意識する
 ▼自分にごほうびをあげる
 ▼勉強の成果を見えるところに飾る

第⑦章 学びを生かしてキャリアを築く技術

キャリアは自分で切り開く
 ▼社内価値だけでなく市場価値を向上させる
 ▼キャリアアンカーを見つける
 ▼能動的な姿勢がチャンスをつかむ
 ▼学習機会は自分でつくり出す
 ▼学びの機会が得られる場へ転職する
人脈ネットワークを拡げる
 ▼社内人脈と社外人脈は大きく違う
 ▼なぜ、異分野の人と交流すべきか
IT資格の取り方・生かし方
 ▼IT資格は役に立つのか
 ▼IT資格の種類
 ▼効果的なIT資格の選び方
 ▼コンサルタント向けのIT資格
 ▼ITアーキテクト向けのIT資格
 ▼プロジェクトマネージャ向けのIT資格

巻末付録① SEの必読書
巻末付録② 技術分野別おすすめIT資格

書評 読了日 2010/7/3(土)
概要 コンサルタント、ITアーキテクト、プロジェクトマネージャへステップアップするために必要な「9つのスキル」を「5Pのフレームワーク」で学ぶ勉強法。SEとして上流工程に携わるための、成果を出す実践的な勉強法を解説する一冊。
対象読者 コンサルタント、ITアーキテクト、プロジェクトマネージャを目指すSE。上流工程に携わるために必要なスキルと勉強法を学びたいSE。
多様化するキャリアパスの中で、コンサルタント、ITアーキテクト、プロジェクトマネージャが必要とされる背景なども紹介されているため、個人の志向だけでなく各職種のニーズを知りたいSEにも参考になると思います。
購入のきっかけ 現在勉強中のU.S.CPA資格を2010年中に取得予定のため、続いて、上流工程SEにステップアップするために次に何を勉強するべきか考えていたところ、書店でタイトルが目に留まり、参考になりそうだと感じたため。
上流工程SEを目指すにしても、方向性や職種だけでなく、何を勉強するかを明確に定め、中長期の目標を設定するのに役立ちそうだと思いました。
プラス要素 同著者による前作の、ITアーキテクト x コンサルタント 未来を築くキャリアパスの歩き方がITアーキテクトとコンサルタントに必要なスキルを広範囲に解説していたのに比べると、今作ではそれらの必要なスキルをどう学ぶか、に焦点を当て、その勉強法をより具体的に解説しています。そのため、個々人が自身のキャリアパスをイメージし、キャリアゴールで必要となるスキルをどう身につけるか、がわかりやすく、個々の目標設定を行う上で参考になると思いました。
前半では、コンサルタント、ITアーキテクト、プロジェクトマネージャの3職種に必要なスキルの勉強法として、3職種共通、2職種共通、個別職種の順に紹介されており、個々人のキャリアゴールに向けて何が必要でどう学べば良いか、が体系的に整理されています。
後半の6章以降では、成果を出す勉強のフレームワークや、その勉強を生かしてキャリアを築く技術が紹介されており、前半で紹介された内容を行動に移すための具体的な方法やノウハウが解説されています。資格を多数取得している筆者の実体験に基いた内容が多いため、同じように資格取得を目指すSEやその他のビジネスパーソンにも参考になる点が多いと思います。
マイナス要素 前作に比べると、個々人の行動やアウトプットに焦点が当てられているため、個別の職種で必要となる知識やスキルについては、概要レベルとなっているものが多い印象を受けました。(本のボリューム的には致し方ないことなのと、前作も読んでいるのでそれほど気にはなりませんでしたが。)
ナルホドな点と考察 技術の進展や仕事の環境の変化を考えると、若手のうちから1つのキャリアゴールに絞ることはリスクがあり、ゴールを変更しても対応できるような状態にしておくことが重要、という考え方には、本書で書かれていることとは別の視点でも考えさせられるものがありました。
仕事内容が上流であるか下流であるか、だけではなく、IT業界特有の業務の自動化やオフショア化などにも対応するためには、所属するチーム、部門、事業部、さらには会社、国も考慮した上で長期的にキャリアを考えなければ、時代や状況に応じて必要とされるスキルや職種の変化に対応できない、ということを懸念しておかなければならないと感じました。
個人的なNext Action ・1歩先のキャリアに必要な知識を、必要に迫られてからでなく、キャリアゴールに向けた先行投資型の勉強で蓄える。 
・3職種共通で必要なコミュニケーション力(ヒアリング、ファシリテーション、ネゴシエーション、ドキュメンテーション、プレゼンテーション、リーダーシップ)を継続的に鍛える。
・情報技術、アーキテクチャデザイン、ソフトウェアエンジニアリングのスキルを高める。
・技術の本質を捉え、特定の製品やプログラミング言語に依存しないポータビリティの高いスキルを身につける。
・目的展開で最終ゴールを設定した上で、中期目標を設定する。
・難関資格の証明書は、額縁に入れて飾り、有資格者の意識を高める。
・自分がやれること、やりたいこと、やるべきことの重なる部分をキャリアアンカーにする。
・メンターやロールモデルを専門分野別に見つける。
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(2010/7/4 17:00現在 外資系サラリーマン人気ランキング第5位)

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