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★★★★★:『サラリーマンのための「会社の外」で稼ぐ術 複数収入獲得マニュアル』 柴田英寿

2010 年 1 月 24 日 コメントはありません
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サラリーマンのための「会社の外」で稼ぐ術 複数収入獲得マニュアル (朝日新書)

著者/訳者:柴田 英寿

出版社:朝日新聞出版( 2010-01-13 )

定価:¥ 777

Amazon価格:¥ 777

新書 ( 224 ページ )


目次
序章 「会社の外」で稼ぐ私

若い社会人から来たメール/今の私と10年前の私/うまくいかなかった時期/「自分を磨く」ことは手抜きせず/運はカッコいいことの外側にある/かかわったことは全部やりきる/うまくいく循環/私のモデル/会社の外でお金を稼いで大丈夫か/「少しの余裕」が人生を豊かにする/誰から愛されたいか

第1章 なぜ「会社の外」で稼ぐのか

忠誠と自立/フラット化する世界/「ライフワーク・ポートフォリオ」を考えよう/自分のために時間を使うポートフォリオ/「リーナス・モデル」

第2章 複数収入獲得への5ステップ

1 稼ぎ方の変化
これまでの稼ぐパターン/「小さな成功」を目指そう

2 ネットビジネスから不動産投資まで
ステップ0:給料を確保する/ステップ1:ネットビジネスでスモールスタート/最初だけなら副業アルバイトもOK/ステップ2:株式投資で配当を得る/ステップ3:寄稿、出版、講演を展開/ステップ4:不動産投資や事業投資に進出

コラム1 就業規則を熟読する

第3章 成功するための四つの戦略

1 戦略Ⅰ:勝てるところで戦う
戦わずして勝つ/得意な分野に絞る

2 戦略Ⅱ:勝つ力を貯める
スキルを高めてコンテンツを整える/情報を蓄えるトレーニング法

3 戦略Ⅲ:「伝える」ことに力を注ぐ
広報・宣伝が死命を制する/稼ぎ上手は伝え上手、伝え上手は聞き上手/相手のことを思うことが伝えること

4 戦略Ⅳ:継続する
事業をやることで能力が高まる/行動すれば仕組みが動き出す

コラム2 節約中毒になろう

第4章 「会社の外」で稼ぐ人たち

1 「イヤな仕事」で著書9冊
30歳ですでに著書が9冊/「イヤなことは早く済ませる」/ネットワーク組織と本の出版が同時並行/「嫌いな仕事をしている人こそチャンス」

2 不動産投資に賭ける
セミナー講師と不動産投資、社外で「二つの顔」を持つ女性/「天職」と「適職」/「100%サラリーマンなんてダメ」/不動産投資で借金2億円

3 アフィリエイトで「月15万円」稼ぐ方法
友人の勧めで始める/儲かる仕組み

4 アフィリエイトからバー経営へ
「給料以外に月30万円稼ぎたい」/サイトを流行らせるノウハウ/アフィリエイト用サイトは「ネット上の自動販売機」/リピート客をいかに増やすか

5 2年で2000万円稼いだアフィリエイトの達人は「空しくなった」
参入分野を選ぶコツ/「人間的にダメになってしまう……」

6 飲食店5店経営で、年商2億5000万円をたたき出す
「人を使う」ビジネスモデル/浮き沈みのなかでノウハウを蓄積/「飲食オーナーが当たり前の時代」

7 資格学校の講師で年100万円
勉強時間は2000時間/2週間に1回、学校で教える

8 「週末」の達人「週休2日はもういらない」
目覚めるまではワーカホリック/勉強会とビジネス書執筆の20年/週末にホームパーティー/「継続『した』ことが力になる」

9 サラリーマンを辞めて
郵便局に勤めながらサーフショップ経営/「正社員にはなりたくない」

10 「会社の外」で稼ぐ人の共通点
稼げる環境を自ら作る/いろいろなことができる時代の生き方

コラム3 税務署と上手につき合おう

第5章 上手に稼ぐノウハウ

1 自分に負けない
観客は一人でもいい/スランプにめげない/パニックにも動じない/断られたところから始まる

2 時間の上手な作り方
線を引く/自分の時間に上限を設ける/道具を使いこなす/オフの時間を大切に①~電車の中/オフの時間を大切に②~仕事が終わってからの時間/オフの時間を大切に③~週末

コラム4 クレジットカードを活用した経費整理術

第6章 「会社の外」で稼ぐ人の処世術

1 会社の中での基本的な態度
「会社の外」のことは分からないようにしておく/「会社」と「会社の外」を分けておく/普段から上司と仲良くしておく

2 会社の仕事を早くこなすコツ
会社という「社会主義」に資本主義を持ち込む/コツその1 資料は雛形から作る/コツその2 すぐに決める/コツその3 極力、会議に出ない

3 会社での人間関係の作り方
「周り」を見る/「控え目」でいることを学ぶ/「内通者」を持つ

4 本当に「お先に失礼!」できるのか
残業で儲ける会社は古くないか/残業せずに一人前になるには

コラム5 「財務諸表」を読み解こう

終章 さあ、明日から始めよう!

早起きしてみよう/昼間は一生懸命働こう/「お先に失礼!」しよう

[付録] アフェリエイトの始め方

書評 読了日 2010/1/24(日)
概要 サラリーマンとして会社勤めを続けながら、得意分野を究めてネットビジネスや飲食店経営などで稼ぐ方法をわかりやすく紹介する1冊。著者は、日立製作所という大企業のサラリーマン(管理職)でありながら、ビジネス書の執筆や数々のコミュニティの主催など、数多くの社外活動を自ら実践している柴田英寿氏。
対象読者 複数の収入源を得て、会社に頼らないで生きれるようになりたいサラリーマン。勤め先からの給料に満足していない給与所得者。副業などの社外活動と本業を両立させたいビジネスパーソン。
勤め先の就業規則についてのコラムなどもあり、「どうせうちの会社は…」と諦めているような方も一読する価値はあると思います。
購入のきっかけ 書店で見かけて、ストレートなタイトルに惹かれたため。以前、リーマン・ショック後のキャリア形成で投稿したように、会社の給料に頼らず、投資や事業で収入を得ることが大事だと思っていた中、こういった考えを体系的にまとめている内容にビビっときました。
プラス要素 著者自身がサラリーマン兼社外活動家ということもあり、考え方や実践している内容の説明にはすべて説得力があり、かつわかりやすく述べられています。これまで他の本でも、サラリーマンができる副業を網羅的に紹介した本などはありましたが、この本は一味違い、会社での活動にも社外の活動にも双方にメリットを出す考え方、実践方法が論じられており、同種の本より深い内容となっています。
最終的に不動産投資や事業投資を目指す、第2章2節の5つのステップは、ロバートキヨサキ氏の金持ち父さん貧乏父さんを彷彿させますが、日本のサラリーマンでも実践可能な内容にまで落とし込んでいる点は、大いに参考になりました。
また、777円という低価格も魅力的だと思います。
マイナス要素 mixiへの書き込みや、自分のブログを更新する行為をバッサリ切り捨てている箇所がありますが、読み取り方によっては誤解を招くかな?と思いました。(自分の読解力が弱いだけかもしれませんが。。)mixiやブログを通じてアフィリエイト収入につながることもあるので、この記述には少し違和感がありました。
ナルホドな点と考察 「会社には勉強させてもらっている、という感謝の気持ちを忘れない。」という考え方は、多くの副業成功者に共通するものらしく、自分の考えを改めさせられました。副収入が増えてくると、ついつい自分だけの実力で稼げているような気になってしまいますが、やはり「本業ありき」だという初心に戻ることができました。
個人的なNext Action ・自分が得た知識だけでなく、それを得るためにどう苦労したか、ということも公開する。
・アフィリエイトの報酬単価の高いキーワードについて調査し、複数のWebサイト運営を検討する。
・自分のWebサイトへのリンクを貼ってくれるサイトを増やし、アクセス数を増やす。
・社外活動をする際は、トラブルに巻き込まれないよう、周囲の人への気配りを忘れないようにする。
・金曜日は早く寝て、土曜日は早く起き、勉強は土曜日に集中してやる。
・出なくてもいい会議には、極力出ないようにする。
・朝はいつもより1時間早く家を出て、会社の近くのカフェで勉強する。
・会社の仕事は早く済ませられるよう全力で取り組む。
商品情報 Amazon y02.gifサラリーマンのための「会社の外」で稼ぐ術
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(2010/1/24 23:00現在 外資系サラリーマン人気ランキング第1位、書評・レビュー人気ランキング第8位)

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★★★★★:『信用取引は図解で覚える カラ売り35の法則』 椎名馨子

2010 年 1 月 20 日 コメントはありません
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信用取引は図解で覚える カラ売り35の法則

著者/訳者:椎名 馨子

出版社:ソーテック社( 2007-12-15 )

定価:¥ 1,470

Amazon価格:¥ 1,470

単行本 ( 245 ページ )


目次
第1段階 信用取引のしくみについてちゃんと理解する

【Step 1】 「信用取引」のことちゃんと分かってる?
・信用取引はやってみたいけど… 本音は、ちょっと怖い?

【Step 2】 信用取引が怖い原因は、「レバレッジ」
・現物株の売買と一番違う点は…
Column レバレッジの違いを見よう!

【Step 3】 「ヘッジ機能」は、株価下落に備える保険
・ヘッジ機能で、現物株の損を穴埋め?

【Step 4】 「カラ売り」のしくみをちゃんと理解しよう
・下がると儲かるって、どういうこと?
・カラ売りの流れを確認しておきましょう

【Step 5】 「制度信用」と「一般信用」
・買いっぱなし、売りっぱなし…にはできない?
・「制度信用(取引)」
・「一般信用(取引)」 ⇒ 無期限信用取引

【Step 6】 売買にかかるコストを覚えよう
・「買い方」にかかるコスト
・買方金利がかかる日数を数えてみよう
・「売り方」にかかるコスト

【Step 7】 カラ売りができる銘柄・できない銘柄
・上場銘柄なら、どれもカラ売りOK?
・制度信用の対象銘柄
・一般信用の対象銘柄

【Step 8】 信用取引の売買は、やりたい放題できる?
・売買に規制をかけるなんて、余計なお世話?

【Step 9】 信用取引口座を開設しよう
・まずは「総合取引口座」を開いてから!
・信用取引口座開設の流れ

【Step10】 証券会社に売買代金を入金しよう 
・信用取引デビューへの第一歩
・投資の元手は「担保」です
・現金・株券・国債…なんでもこい
・最低限用意しなくてはいけない額が決まっている!
・ちょっと複雑…代用証券の「評価額」
・持っている代用証券の価値を計算してみる
・最低委託保証金額ギリギリ…は危ない!
・担保を入れてみよう
・「現物株」を代用証券として差し入れる

第2段階 カラ売りのキモ 株を借りてから返すまで

【Step11】 カラ売りの注文を出してみよう
・新規売り注文画面は、こんな感じ
・新規建玉可能額はいくらかな?
・制度信用か、一般信用か?

【Step12】 売り建玉を持ったら…注意することあれこれ
・委託保証金維持率って?
・委託保証金維持率が下がるのは…
・Case A:委託保証金が現金のみ
・Case B:代用証券を差し入れている

【Step13】 売り方独特のコスト「逆日歩」
・株券は誰が貸してくれるの?
・かかったコストは全員で負担!
・何日分払うのかな?
・逆日歩をもらえる投資家がいます
・逆日歩発生中銘柄

【Step14】 損が大きくなるとやってくる「追証」
・追証のしくみを理解しよう
・こうなると、追証がきます!

【Step15】 売り建玉を決済しよう
・カラ売りしたら、買い戻さなくっちゃ!
・現物株を渡してしまえば、約定代金がもらえる

第3段階 カラ売りのタイミング 基本の10ステップ

【Step16】 売りを仕掛けるなら、どっち?
・まずは勘違いを正そう!
・なぜ“勝率”が大切なのか?
Column 株の格言

【Step17】 どういう銘柄が「弱った銘柄」?
・弱った銘柄…テクニカル的に「売り信号が出ている」

【Step18】 弱った銘柄① ダブルトップ形成銘柄
・ダブルトップは、こうしてできる
・売り向かうタイミングは、いつ?
・どれくらい下がるのか考えてみよう
・売り向かうチャンスは、一度だけじゃない!

【Step19】 弱った銘柄② トリプルトップ形成銘柄
・トリプルトップも、上昇のエネルギー不足がつくりだす形
・強いうちは、売り建てない
Column ネックラインを下に抜けるまでおあずけ?

【Step20】 弱った銘柄③ 安値を下に抜ける
・下降トレンド入りしたあとは…
・安値を切り下げないと、こんな動きになることも!
・ボックストレンドも、下がるのを確認してから!
・ボックストレンドは下に崩れたら、大きな利益も!

【Step21】 弱った銘柄④ 移動平均線を下に抜ける
・ダブルトップやトリプルトップじゃなくても、下落のキケンを見つけられる
・上昇トレンドから下降トレンドへ…
・下降トレンドから上昇トレンドへ…

【Step22】 弱った銘柄⑤ グランビルの法則
・有名なセオリーを使って、売りのチャンスをつかもう
・売りのチャンス ①
・売りのチャンス ②
・売りのチャンス ③
・売りのチャンス…ではない!④
Column 現物株が、小遣いを稼ぐ?

【Step23】 どこまで下がるか、考えてみよう
・売り建てる前に考えておくことって何?
・株価はどんなふうに下がる?
・株価はどこまで下がる?

【Step24】 一目均衡表で、弱った銘柄を探そう
・多くの投資家が使う、有名な指標
・まずは、一目均衡表の構成を知ろう
・これが「買い方有利」の形!
・売りが有利になると、見た目もどんより…

【Step25】 信用取引ならできる …ドテンでリベンジ!
・カラ売りができると、こんなに幸せ!?
・「信用買い → カラ売り」へドテン
・「カラ売り → 信用買い」へのドテン

第4段階 信用取引のデータを使いこなそう

【Step26】 信用倍率と評価損益率を知ろう
・「買ったまま」「売ったまま」の建玉
・新規建て注文を出すときに見たい数字
・好取組銘柄はこんな感じ
・どうして買い方と売り方のバランスを見るの?
・信用トレーダーの成績表…評価損益率

【Step27】 信用期日と期日向かいを知ろう
・制度信用の最大の特徴を活用する
・信用高値期日到来銘柄
・信用安値期日到来銘柄
・期日向かいは、超短期で勝負!

【Step28】 ネットでチェック! 信用取引関連データ
・お役立ち情報満載の株式投資関連サイトを活用する

【Step29】 ニュースを読んでみよう
・信用取引の用語を確認しながら、ニュースを読んでみる

第5段階 タダで使えるYahoo!ファイナンスでターゲット探し

【Step30】 テクニカルを使った銘柄検索 「高乖離率」と「低乖離率」
・乖離率ってなんだろう?
・乖離率が“プラス”の銘柄
・同じ条件でも、検索結果に違いがある
・高乖離率が“マイナス”の銘柄
・下落に転じたばかりの銘柄も見つかる
・低乖離率を使う場合
・長期(75日)移動平均線から「低かい離・マイナス」

【Step31】 信用取引関連ランキングを使おう
・信用残の「増加」と「減少」
・信用売残の増加銘柄
・売り残増加の検索で、「弱った銘柄」が引っかからない不思議
・信用売残減少での検索結果には、獲物が少ない?
・買残の増減銘柄

【Step32】 マーケット関連ランキング「値下がり率」を使おう
・弱っている銘柄を探すなら…
・“デイリー”での検索結果に惑わされないように!
・“1週間”で大きく下がれば「弱っている」可能性が!
・“月次”なら、ターゲットになりやすい銘柄のオンパレード!

【Step33】 Yahoo!ファイナンスに新機能 「チャートフォリオ」
・トレンドの方向を選んで銘柄検索!
・カラ売りのターゲットを探してみよう

【Step34】 新興市場の貸借銘柄は、お宝が豊富?
・上場してから下がりっぱなしの銘柄も!
Column グングン下がった新興市場銘柄

【Step35】 鉄の掟を守って、追証知らずの快適トレードを!
・「やってはいけないことをやらない」…これが負けない秘訣!
・私の恐怖体験を、“あなたがしない”ために!
・ロスカットは「敗者復活戦」の参戦チケット!
・ロスカットのルールは、人それぞれだけど…
・わからないときには売買しない

書評 読了日 2010/1/20(水)
概要 一般的に怖いイメージのある「信用取引」について、キモになる「カラ売り」をメインテーマに、イチから丁寧に35のStepでわかりやすく解説する。
対象読者 信用取引(空売り)を新たに始めたい、または仕組みや用語を知りたい投資家。下落相場でも収益を上げられるようになりたい投資家。株式の銘柄の情報を分析する際には、信用取引に関連する用語を知っておいて損はないので、現物株式専門の投資家でも、用語がわからなくて気になっている方などは参考になると思います。
なお、適宜用語の解説はありますが、現物株式の知識や投資経験があることが前提に解説されているため、読み進めるにあたっては少なくとも株式投資に関する最低限の知識があった方が無難です。
購入のきっかけ アマゾンで『空売り』をキーワードに検索してヒットした本の中で、レビュアーからの評価も高く、比較的最近の本だったため。世界のマネーは東へ動き出した! (国際金融のトップしか知らない2010年~2011年の世界経済シナリオ)を読んで、『2番底』や次の暴落に備えて空売りのタイミングをうかがおうと思っていましたが、信用取引は専門用語が多く、仕組みがよくわからなかったので、空売り入門者向けの内容を網羅した本書がちょうど良さそうだと思いました。
プラス要素 信用取引の基本的な仕組みの理解に始まり、信用取引口座の開設方法や売買代金の入金方法、注文の出し方、空売りのタイミングのうかがい方、Yahoo!ファイナンスを利用した検索方法など、空売りの入門者が実際に空売りを行うまでの道筋が、豊富な図解を通じてわかりやすく解説されています。
巷で一人歩きしている、空売りに対する恐怖心を払拭してくれると同時に、著者自身の体験から「やってはいけない」ことを強調し、理解させてくれるため、一通り読むことで負けを少なくする投資戦略を立てられるようになると思います。中・長期移動平均線が下降トレンドにない場合、また、直近の安値やトレンドラインを切り下げていない場合は空売りを見送る、という筆者が何度も強調するスタンスを徹底できれば、新規で参入した投資家もひとまずは負けを少なくできるだろう、と感じました。(実際はそれほどうまくいかない場合もあると思いますが、高値と思しき株価で売り建てて失敗するよりは、合理的でリスクを抑えられると思いました。)
全体を通して、これから空売りの世界に参入しようとする投資家を変にあおったりしない、非常に良心的な内容だと思います。
マイナス要素 こればかりは仕方ないかもしれませんが、2010/1現在で出版された日付が2年ほど前なので、紹介されているWebサービスの中に利用できないものがあります。例えば、銘柄検索で役立つツールとしてYahoo!ファイナンスのチャートフォリオが紹介されていますが、サービスが終了しているようでした。2010/1現在ではchartfolio.comが提供していますが、これも1月末で終了し、マネックス証券や松井証券に引き継がれるようです。
増刷のタイミングでこういった項目を見直していただければ、入門書としては文句なしの内容だと思いました。
ナルホドな点と考察 グランビルの法則の”買い方が不利なパターン”を活かした空売りタイミングの捉え方は、”買い”と”売り”をうまく使い分けられるようになった際の、投資チャンス拡大の可能性に気付かせてくれます。空売りの本なので、売り建てから入るパターンの説明が大半でしたが、本書で空売りの基本をマスターすることで、逆に”買い”での失敗も少なくなり、より相場に強くなれる自信がつきました。
個人的なNext Action ・買い方/売り方にかかるコストの計算方法をマスターする。
・特に、売り方のコストの逆日歩は、売り建てる際に注意して確認するようにする。
・慣れるまでは、空売り対象の銘柄は、下降トレンドにあり、安値を切り下げたものに絞る。
・下降トレンドに入っている銘柄を、「値下がり率」、「東証一部」、「週次/月次」をキーワードに探してみる。
・売り建てる際には、ロスカットのルールをあらかじめ定めておく。(ロウソク足が中期移動平均線を上に抜ける、直近の高値を切り上げる、など)
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(2010/1/20 23:00現在 外資系サラリーマン人気ランキング第1位、書評・レビュー人気ランキング第7位)

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★★★★☆:『たった一人で組織を動かす 新・プラットフォーム思考』 平野敦士カール

2010 年 1 月 12 日 コメントはありません
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たった一人で組織を動かす 新・プラットフォーム思考

著者/訳者:平野 敦士 カール

出版社:朝日新聞出版( 2009-12-18 )

定価:¥ 1,575

Amazon価格:¥ 1,575

単行本 ( 224 ページ )


目次
はじめに

◎「新・プラットフォーム思考」リーダーになれ!
・誰でも実戦可能な組織を動かす思考法
・億万長者が実践しているプラットフォーム型ビジネス
・昔から存在していたプラットフォームとの違い
・自動車が無料になる日
 
第1章 なぜいま新・プラットフォーム思考のリーダーが求められているのか?

◎従来の思考ではなぜダメなのか?
・工場労働者を監視するための企業戦略や思考では戦えない
・一番大切なことは、収益を上げることではない
・本源的欲求を見つけるための3回の「FOR WHAT」
 
第2章 「プラットフォーム」は億万長者のビジネスモデル

◎プラットフォーム戦略は「21世紀の勝ち組企業の経営戦略」
・婚活カフェ、クレジットカード、SNS、セミナーや勉強会。多様な分野で、成功例が
・合コンでは幹事が一番得をする!
・ゲーム開発者をプラットフォームにうまく載せたソニーや任天堂
・地方の小さな店をプラットフォームにうまく巻き込んだ楽天市場
・おサイフケータイも、プラットフォームの代表事例
・かかわるすべての人にメリットを提供し、マーケティング情報が得られる
・プラットフォーム戦略が注目される、これだけの理由
・プラットフォーム型ビジネスは後発でも逆転可能
・プラットフォーム創造のフレームワーク
・下克上のプラットフォーム大戦争
・壁を乗り越える「新・プラットフォームリーダー」の存在
 
第3章 企業はなぜ中間管理職のリーダーを求めるのか?

◎新・プラットフォーム思考リーダーとはどんな人材か
・新・プラットフォーム思考を持つ人が不足している
・自分を成長させる新・プラットフォーム思考
・新・プラットフォーム思考を生かすためのノウハウ
 
第4章 誰でもリーダーシップが身につけられる15の鉄則

◎新・プラットフォーム思考で、まわりを味方につけたリーダーに
・リーダーに、カリスマ性は必要ない
・【鉄則1】若い人を一人の人間として認め、リスペクトする
・【鉄則2】まずはビジョン&ミッションを理解する
・【鉄則3】ランチ雑談ヒアリングで、個々を把握する
・【鉄則4】「自分の強み」を発見してもらう
・【鉄則5】適材適所でプロを育てる
・【鉄則6】放任と管理のバランスをとる
・【鉄則7】3カ月以内に、一目置かれる成功体験を作る
・【鉄則8】小さな仕事をおろそかにさせない
・【鉄則9】ベストプラクティスや情報・名刺を共有する
・【鉄則10】ベストプラクティスを競い合う仕組みを取り入れる
・【鉄則11】ほめてばかりいる必要はない
・【鉄則12】仕事の最大の報酬は「仕事」。サラリーマン根性を捨てる
・【鉄則13】苦手な上司や部下にこそ話しかける
・【鉄則14】説得せずに相談する
・【鉄則15】自分だけの手柄にしないでまわりに感謝する
 
第5章 「プラットフォーム」を最大化する18のアライアンス術

◎プラットフォームを作るためのアライアンスを成功させる12の鉄則
・【鉄則1】エバンジェリストになる
・【鉄則2】自分の主張より相手の主張
・【鉄則3】ギブ・ギブ・ギブ&テイク
・【鉄則4】損して得とれ! 目先の利益にこだわらない
・【鉄則5】ライバル他社をも巻き込む
・【鉄則6】交渉上手は、いいくるめない
・【鉄則7】交渉とは相手を打ち負かすことではない
・【鉄則8】自分一人でアライアンスを組もうとしない
・【鉄則9】第三者への相談で活路を開く
・【鉄則10】ムリにアライアンスをする必要はない
・【鉄則11】交渉シミュレーションを行う
・【鉄則12】最後に勝負を決めるのは「事業にかける情熱」

◎プラットフォームを広げる、社外人脈の築き方
・【鉄則1】良き出会いを生み出す5つの手段を実践しよう
・【鉄則2】「なにをしたいか」「どう貢献できるか」を積極的に発信せよ!
・【鉄則3】優先するのは、自分の話より、相手の話
・【鉄則4】自分ができる最大限のことを提供する
・【鉄則5】波長が合わないキーマンより、想いをシェアできる人を選ぶ
・【鉄則6】昔からの知り合いを大事にしよう
 
第6章 時代を読むための知識が身に付く「プラットフォーム」勉強法──経営・経済・英語はこう学ぶ──
◎新・プラットフォーム思考リーダーに「知識」は不可欠
・ビジネスパーソンよ、経営学と経済学を学ぼう!
・企業も人も、これからは「学習志向」
・勉強会は「知のプラットフォーム」
・初めての人でもできる、勉強会の開き方
・情報は鵜呑みにしてはいけない
・正しく情報を咀嚼する3つのポイント
・読書の効果を劇的に高めるカール流・読書テクニック
・未知の仕事をするためなら、資格取得に走るべきではない
・ビジネス英語は受験英語でOK
・英単語を徹底的に丸暗記しよう
・駿台で英語1位をとれた秘訣は英単語ノート~自分で教材を作り、捨てること
・英文なら『基本英文700選』
・ICTを使った情報収集の達人になろう
・twitterやグーグルアラートを活用しよう
・食わず嫌いをしないでチャレンジしよう
 
おわりに

・最初に意識すべき4つのこと
・常識が常識でなくなる
・最終的に問われるのは人間力

書評 読了日 2010/1/12(火)
概要 「たった一人で、顧客、他社の社員や自社の上司、部下など、周囲の多くの人を巻き込み、自分が持てる力の何十倍もの成果を上げつつ、まわりの人間も幸せにしていく」思考である「新・プラットフォーム思考」をテーマに、実際の行動に結びつけるための方法論、ノウハウを解説した1冊。著者は、株式会社ネットストラテジー代表取締役社長、ハーバード・ビジネススクール招待講師、ビジネス・ブレークスルー大学院大学講師など様々な顔を持ち、ドコモのおサイフケータイの発案者でもある平野敦士カール氏。
対象読者 21世紀の勝ち組企業のプラットフォーム戦略について知りたいビジネスパーソン。周囲の組織や人を味方につけ、成果を上げる組織やチームを作りたい管理職、リーダー。理想となるリーダーシップについてもわかりやすく解説されているため、これからリーダーシップを身に付けて新たにリーダーとなりたい方や、新任のリーダーの方にも参考になると思います。
購入のきっかけ ここ最近、アマゾンのベストセラーのビジネス書カテゴリーで上位にあり、タイトルやメインテーマに惹かれたため。個人的な会社のポジションとして、そろそろ若手から中堅に差し掛かる時期でもあり、リーダーシップを身に付けたいと思っていたので、新しい思考法を学びつつ理想のリーダー像も知ることができる一石二鳥の内容だと思いました。
プラス要素 前半では、成功したプラットフォーム型ビジネスの事例紹介だけでなく、プラットフォーム創造のフレームワークに基いたケーススタディまであり、プラットフォームを利用したビジネスモデルを考え出す実践的なヒントが紹介されています。
続いて、新・プラットフォーム思考をテーマにしたリーダーシップ論では、タフな交渉が多かった日本興業銀行時代の話や、技術的な知識が乏しい状態から周囲をうまく巻き込んで、おサイフケータイの実現まで導いたNTTドコモ時代の話など、著者の豊富な実例に基いて説得力のある説明がなされています。
全体を通して、弱肉強食のような資本主義的な考え方ではなく、周囲とWIN-WINの関係を築きながら組織的な成長を目指す考え方には、多くの見習うべきポイントがあると感じました。
マイナス要素 第6章の勉強法については、ページ数の少ない中に豊富な内容を詰め込んでいるので、若干説得力に欠ける印象を受けました。
また、著者は小学生までアメリカやカナダで育ったという特殊な育ち方であるのに、「ビジネス英語は受験英語でOK」と結論づけてしまう勉強法には、生粋の日本育ちの自分としてはあまり納得できる内容ではなかったかもしれません。
ナルホドな点と考察 第5章の【鉄則6】の「交渉とは相手を打ち負かすことではない」という話は、自分の過去の経験を振り返ってみて大いに反省させられる内容でした。ビジネスの現場で議論になったり、問題が発生したりした場合は、自分の正当性を主張することに意識が傾きがちですが、「相手の顔を立てて、うまく収める」ことが長い目で見れば自分のためになる、ということを気付かされました。
個人的なNext Action ・商品やサービスが何のためにあるか掘り下げて考え、消費者の本源的欲求を正しく認識する。
・顧客、関連企業など、全ての参加者にメリットがあるプラットフォームを目指す。
・自分が周りに貢献できることは積極的に発信する。
・続いて、同著書のアライアンス「自分成長」戦略を読み、自分についての認識を整理する。
・自分より1つ上の役職の目線で仕事を見て、全体を見通す力を養う。
・市場を独占するのではなく、広げる発想を持つ。
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