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★★★★★:『フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略』 クリス・アンダーソン

2009 年 12 月 27 日 コメントをどうぞ コメント
基本情報 Amazon情報

フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略

著者/訳者:クリス・アンダーソン

出版社:日本放送出版協会( 2009-11-21 )

定価:¥ 1,890

Amazon価格:¥ 1,890

ハードカバー ( 352 ページ )


目次
プロローグ
第1章 フリーの誕生

無料とは何か?
第2章 「フリー」入門
──非常に誤解されている言葉の早わかり講座
第3章 フリーの歴史
──ゼロ、ランチ、資本主義の敵
第4章 フリーの心理学
──気分はいいけど、よすぎないか?

デジタル世界のフリー
第5章 安すぎて気にならない
──ウェブの教訓=毎年価格が半分になるものは、かならず無料になる
第6章 「情報はフリーになりたがる」
──デジタル時代を定義づけた言葉の歴史
第7章 フリーと競争する
──その方法を学ぶのにマイクロソフトは数十年かかったのに、ヤフーは数カ月ですんだ
第8章 非収益化
──グーグルと二一世紀型経済モデルの誕生
第9章 新しいメディアのビジネスモデル
──無料メディア自体は新しくない。そのモデルがオンライン上のあらゆるものへと拡大していることが新しいのだ
第10章 無料経済はどのくらいの規模なのか?
──小さなものではない

無料経済とフリーの世界
第11章 ゼロの経済学
──一世紀前に一蹴された理論がデジタル経済の法則になったわけ
第12章 非貨幣経済
──金銭が支配しない場所では、何が支配するのか
第13章 (ときには)ムダもいい
──潤沢さの持つ可能性をとことんまで追究するためには、コントロールしないことだ
第14章 フリー・ワールド
──中国とブラジルは、フリーの最先端を進んでいる。そこから何が学べるだろうか?
第15章 潤沢さを想像する
──SFや宗教から、〈ポスト稀少〉社会を考える
第16章 「お金を払わなければ価値のあるものは手に入らない」
──その他、フリーに対する疑問あれこれ

結び──経済危機とフリー

巻末付録① 無料のルール──潤沢さに根ざした思考法の10原則
巻末付録② フリーミアムの戦術
巻末付録③ フリーを利用した50のビジネスモデル
謝辞
日本語版解説(小林弘人)

コラム一覧
・どうして航空料金がタダになるのか?
・どうしてDVRがタダになるのか?
・どうして車がタダになるのか?
・どうして医療ソフトウェアがタダになるのか?
・どうして株式売買手数料がタダになるのか?
・どうして電話番号案内がタダになるのか?
・どうして講演会をオンラインでタダで配信しても、高額なチケットが売れるのか?
・どうして銀食器がタダになるのか?
・どうして音楽CDがタダになるのか?
・どうして教科書がタダになるのか?
・どうしてタダの自転車貸し出しが成功したのか?
・どうして大学の授業がタダになるのか?
・どうして数百万点の中古品をタダで提供できるのか?

書評 読了日 2009/12/26(土)
概要 世界的ベストセラー『ロングテール』の著者のクリス・アンダーソン氏が描く、21世紀の経済モデルについて著した作品。フリーのルーツや旧来型のフリーの説明に始まり、フリーをとりまくあらゆる分野からの分析や、新しいビジネスモデルである『フリーミアム』を利用した戦術の紹介など、フリーの世界を凝縮した1冊。
対象読者 経営者や企画担当者を中心としたあらゆるビジネスパーソン。フリーのビジネスの紹介にとどまらず、フリーに対する消費者の行動や心理についても数多く論じているため、新たなビジネスモデルを模索しているような方々にはうってつけの本だと思います。
特にデジタル経済についての言及が多いため、IT/音楽/ゲーム/コンテンツビジネスのような業界のビジネスパーソンには大変参考になります。
購入のきっかけ アマゾンや書店での評価が高く、どこの書店でも山積みになっており、本能的に読むのがマストな気がしたため。次世代のビジネスモデルを考える上で参考になるかなと思いました。
プラス要素 編集者としての長いキャリアと、現職は『ワイアード』誌編集長ということもあり、独自の主張も込めながらフリーについてわかりやすくまとまっています。柄をタダで配り替刃で稼ぐビジネスモデルを生み出したジレットの話や、マイクロソフトとオープンソースソフトウェア(Linux)との戦い、Yahoo!メールとGoogleのGmailとの戦いなど、身近な大企業のフリーにまつわる話も経緯を交えて詳しく紹介されており、ビジネスパーソンとしては是非とも知るべき内容が盛りだくさんでした。
巻末付録の①~③はどれもうまくまとまった内容であり、今後新たにビジネスを始めたり、ビジネスモデルを考えたりする上では1つの指針になりそうです。全体的にボリュームが多い書籍のため、時間がない方はまずこちらに目を通すのも良いかもしれません。
マイナス要素 約350ページというボリュームのため、短時間でサクッと読みたい人には向かないかもしれません。また、ボリュームが多いわりには目次が充実していないため、後から読み返したい箇所を見つけるのに少し苦労します。ただ、いずれも内容を損なうほどのものではないと思います。
ナルホドな点と考察 第13章の最後に書かれていた、「私たちは、希少なものに対する思考は得意だが、それは20世紀に体系化されたモデルであり、今度は潤沢なものについてもうまく考えられるようにならなければならない。」という考え方が新鮮に感じられました。確かに、世の中の企業や投資家は、希少なビジネスや資源にこぞって投資しがちですが、これからはそれだけでは行き詰まるのも時間の問題で、潤沢なものをうまく使って新しいビジネスを生み出すことの重要性を感じました。
個人的なNext Action 無料と有料を組み合わせた新しいビジネスモデルを検討する。
・何が潤沢になるか、安くなるかを見極め、その結果価値が上がるものを見出す。
・Googleのクリック課金のように市場のパイを広げるビジネスを考える。
・稼ぐことよりも、まずは認知度を広げることを目指す。
などなど。
商品情報 Amazon y02.gifフリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略
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(2009/12/27 15:00現在 Webサイト構築人気ランキング第2位、外資系サラリーマン人気ランキング第1位、IT技術ブログ人気ランキング第8位)

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